鍋はもちろん、煮物にしてもおいしい「タラ」。冬に旬を迎えますが、年間を通して食べられる魚のひとつです。タラはヨーロッパでも人気が高く、イギリスでは名物料理「フィッシュ&チップス」の白身魚のフライとして、フランスではグラタンやクリーム煮などにしていただくのがポピュラーな食べ方です。
スペインやポルトガルでも、タラを使った料理は大人気! 国内でも作りやすいようにアレンジした、現地で人気のおつまみ「タラのフリット(buñuelos de bacalao)」のレシピをご紹介します。ビールやワインが進む味なので、お酒のご用意をお忘れなく!
【材料(2人分)】
・タラの切り身……2切れ(200g)
・玉ねぎ……小1コ
・パセリ……2〜3本
・卵……1コ
・小麦粉……1/2カップ
・ベーキングパウダー……小さじ1/2
・塩・コショウ……少々
・水……1/4カップ
・サラダ油……1カップ
【作り方】
1. タラの切り身は包丁で細かく切っておく。玉ねぎとパセリは粗みじん切りに。
2. ボウルにサラダ油以外の材料を入れて、スプーンでよく混ぜ合わせます。
3. 小さめのフライパンまたは手鍋にサラダ油を入れて中火にかけ、揚げ物に適した熱さになったら(衣を落として、すぐに浮かんでくる状態)タラの生地をスプーンで3〜4つぐらいずつ間隔をあけて落とし入れて、片面約3分ずつじっくり揚げる。温かいうちにどうぞ!
本場スペインでは、タラのフリットに自家製のピリ辛トマトソースを添えて食べますが、市販のサルサソースを添えて食べてもイケるのでお試しあれ!
余力があるなら、細かく切った湯むきトマト、ニンニクとパセリのみじん切りに、塩とカイエンペッパーで味付けした簡易版トマトソースを添えても美味しいですよ。
ふわふわの食感がたまらないタラのフリット。アツアツはもちろん、冷めても美味しいので、お弁当のおかずにも最適です。誰にでも失敗なく作れるので揚げ物初心者の方にも自信をもっておすすめします!
調理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch