あるお店でのこと。メニューを開くと、デザートコーナーに「パフェ」と「サンデー」が両方載っていました。このとき、どうしても気になる、ある疑問が浮かびました。
パフェとサンデーの違いって、なんだ!!
ということで、いろいろなお店でいろいろ調べてみた(=食べてみた)ものの、大きな違いは発見できず。なんとなく、パフェは高い器、サンデーは低い器に盛られているというイメージが記者にはあったのですが、それもお店によってバラバラ。はっきりしたことはわからないまま、記者の体重が増えただけに終わりました。
食べる側からはよくわからなったけど、売る側、つまり企業はどうやって「パフェ」と「サンデー」を売り分けているんだろう。そこで両方をメニューにのせている飲食チェーン『デニーズ』『ロイヤルホスト』『シャノアール』に問い合わせてみました!
【そもそもなぜ呼び名が違うのか】
ところで、こんなにも似ているスイーツなのに、なぜ呼び名が違うのでしょうか。それは、生まれが違うからだそうです。
パフェはフランス生まれのデザートで、フランス語の「パルフェ(完璧)」の意味からきているそう。そしてサンデーは、アメリカ生まれのデザートで、日曜日だけ販売したからこの呼び名なんだとか。
【教えて企業さん!】
それでは、本題の「パフェとサンデーをどうやって区別しているか?」を各店に問い合わせた結果を、ここに報告させていただきます。
デニーズさん「商品のイメージや言葉の響き等で決めさせていただいております」
ロイヤルホストさん「パフェは、やや高めなグラスで上品なイメージのデザートに使い、サンデーは、比較的カジュアルでアメリカっぽいイメージのデザートに使っています」
シャノアールさん「パフェはソフトクリームやフルーツ等を高く積み上げたもので、弊社で以前販売しておりましたビックパフェの名残もあり、「パフェ」という名前を使用しております。次に、サンデーはソフトクリームやフルーツ等を低く盛り付けたものでございます」
簡単にまとめますと、デニーズとロイヤルホストは「雰囲気」「イメージ」で決め、シャノアールは「高さ」で決めている模様。
【アメリカ人にも聞いてみた】
サンデーの本場、アメリカ出身のプレストン記者にもパフェとサンデーの違いを聞いてみました。
プレストン記者「パフェは、コーンフレークがトッピングされていて、層が重なっているもの。サンデーは、アイスクリームの上に色々トッピングされたものです」
おお、明確な違いが!
実際にアメリカ版マクドナルドのサイトでデザートメニューを確認してみると、プレストン記者の言う通り、パフェにはコーンフレークと層があり、サンデーはアイスの上にトッピングがされていました。
ちなみにアメリカは広いので、場所によってサンデーの作りは違うそうです。日本でご当地お雑煮があるように、アメリカのサンデーも色々あるみたい。ちなみに、プレストン記者生まれた土地では、バナナスプリットというバナナの上にアイスクリームをトッピングしたものをよく食べたそうです。
以上、パフェとサンデーの違いをご紹介しました!
取材協力:デニーズ、ロイヤルホスト、シャノアール
参考リンク:マクドナルド(アメリカ版)
撮影・執筆=百村モモ(c)Pouch
▼デニーズのパフェとサンデー
▼ロイヤルホストのパフェとサンデー
▼シャノアールのパフェとサンデー