「庵野……オレの負けだ……」
7月29日(金)、学園青春漫画『アオイホノオ』の作者である島本和彦さんが、このつぶやきを自身のツイッターに投下。リツイート数は12000を超え、大きく話題となっていたようです。
この “庵野” とはもちろん、この日公開された映画『シン・ゴジラ』で総監督・脚本を務めた庵野秀明さんのこと。
【庵野さんは昔からスゴかった】
実はお2人は同じ大学の出身。島本さんが主人公のモデルといわれている漫画『アオイホノオ』はテレビドラマ化もされており、庵野さんも実名で登場しています。
どうやら庵野さんの天才肌&職人気質なところは学生時代から変わらなかったようで、その驚異的な才能には、島本さんが「自信を打ち砕かれた」とがく然とする描写があるほど。
映画を見て「負けだ」とまでおっしゃっているということは、島本さんてば、またしても自信を打ち砕かれて落ち込んでしまったのかしら……?
【絶賛ツイートの嵐!】
心配したのもつかの間、その後に連投されたツイートを見ると、どうやら「落ち込んでいる」というわけではない様子。
「いや、あのシン・ゴジラの素晴らしさがわかると言う事は俺もまだまだイケてると言う証拠‼︎」
「周りの特撮に対して一言二言持っている人間を集めて映画館に行き、シン・ゴジラ観ながら『ああ〜‼︎ やめろ庵野‼︎ 俺の上を行くな〜‼︎‼︎』と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい‼︎ いや、味わってもらいたい‼︎」
【「負け」の意味を明らかにするべく、本の制作を宣言】
ツイッターに絶賛コメントを次々と投下した島本さんは、後日、なんと2度目の観賞にも出向いたよう。
そして冒頭のつぶやきから3日後の8月2日(火)、「どうも私が、どう負けたのか誤解されてるみたいなので(笑)」と前置きしたうえで、次のような発表を行ったのであります。
「コミケでこういう本を出します‼︎……勝ち負けの真実を伝えるために‼︎……そしてシン・ゴジラを観て、どういう態度をとったら良いのか、どう打ちのめされるのが正しいのか、細かく手ほどきするために‼︎」
こちらのつぶやきに添えられていた本の表紙らしき画像には、「庵野やめろ! 俺より面白いものつくるんじゃねえ!!」というセリフが。
双方のファンにとって興味深く、また嬉しい報告に、ツイッターには続々コメントが寄せられている模様です。
【ツイッターの声】
「島本先生!!! いま世界で1番読みたかった本です!!!!」
「なんかもう、どんな映画評よりも気になります!」
「立ち向かう相手が凄ければ凄いほど燃えるのが島本さん! 今回のシン・ゴジラなら、相手にとって不足なしですね!」
「先生の詳しい解説が読みたかったので期待しています」
「欲しい」
「島本先生もゴジラ撮らせてもらいましょう!」
「島本先生、全力でキタ」
「相変わらず、正直で直球な嫉妬で大好きです」
【本を読む前に『シン・ゴジラ』を観に行こ!】
みんなの期待は膨らむばかり。島本さんいわく「まだ表紙しか描いていない」そうですが、記者(私)もぜひぜひ読んでみたいです〜!
でもその前にまずは、『シン・ゴジラ』を観に行かないとね。はてさてこちらの本は、8月14日(日)のコミケ会場に並ぶのか否か!? 続報が待たれるところですっ!!
参照元:Twitter @simakazu
執筆=田端あんじ (c)Pouch
コミケでこういう本を出します‼︎…勝ち負けの真実を伝えるために‼︎…そしてシン・ゴジラを観て、どういう態度をとったら良いのか、どう打ちのめされるのが正しいのか、細かく手ほどきするために‼︎ pic.twitter.com/4ftjdKinaQ
— 漫画家島本和彦 (@simakazu) August 2, 2016
なんか私が…庵野秀明に負けたツイートが…やけに出回っていて…どうも私が、どう負けたのか誤解されてるみたいなので(笑)
何か言いたいけれど、シン・ゴジラのネタバレは避ける、としたらやはり夏のコミケで本を出すしかないという(間に合うのか⁉︎)結論に至りましたので、報告させて頂きます。— 漫画家島本和彦 (@simakazu) August 2, 2016