ユニコーンが8月10日(水)に発売したニューアルバム『ゅ 13-14(ゆのいちさんいちよん)』。このアルバムのジャケット写真を見て、なにか変だなー? と思われる方は、おそらく私だけではないと思われます。
特設サイトのジャケット写真をよ〜く見ると……なんと、超リアルなお面じゃあないのっ! まさかと思い、アルバム収録曲のMV(ミュージックビデオ)もチェックしてみたところ、こちらに出演するメンバーも全員 “お面” の顔なんです。
【有名人のみなさんが出演するオモシロMVに注目〜!】
なんでも、このお面は “リアルフェイス” と呼ばれるアイテムなのだそうで、今回発表されたMVの数々は、どれも妙にクセになる! お面がちょっぴり気持ち悪いけど、じわじわくるのです。
しかも、さりげなく有名人のみなさんが出演している点にも注目してほしいのですよ。
【奥田民生さんに扮しているのは誰……!?】
まず紹介するのは『風と太陽』のMV。分厚いマントを身にまといスケートリンクに佇む奥田民生さん……ではなく、奥田さんのお面を被った謎の人物。その周囲で華麗に舞うのはユニコーンのメンバー……ではなく、メンバーのお面を装着した人々です。
曲のクライマックスで華麗にマントを脱ぎ捨てた奥田さんが、同時にお面も脱ぎ捨てると、中から出てきたのは……元フィギュアスケート選手の織田信成さんだ〜!
くるくると回り、高く跳躍。美しい滑りを見せる織田さんの顔が、なぜかふいに “奥田さんのお面” にすり替わる演出がなかなかシュールですので、ぜひこのシーンにご注目を♪
【まだまだあるよ、お面MV】
続いてご紹介するMVは、食レポ番組風な演出にグッとくる『TEPPAN KING』。こちらに出演しているメンバーも、もちろんお面を装着した人物であり、本人ではありません。
【奥田さん以外のメンバー、違和感なさすぎ!】
都内にあるタイ焼きの名店を回り、出来たてアツアツをレポートするメンバーたち。先ほどの『風と太陽』MVにも言えることなのですが、奥田さん以外のメンバーが全員お面を被っているにもかかわらず、違和感ほぼゼロな点に、つくづく感心してしまいます。
そして、他メンバーのお面は本物そっくりなのに、奥田さんのお面だけ顔があまり似ていないことが気になります。いったい、なぜ? そんなふうに感じてるのって、私だけじゃないよね……?
【王様とか、懐かしすぎて泣いちゃうっ!】
そして『TEPPAN KING』MVに出演している有名人のチョイスが、なかなか渋い。
ディープ・パープルの「ハイウェイ・スター」を直訳した「高速道路の星」など、直訳ロックと呼ばれるスタイルで人気を博したアーティストの王様に、深夜番組『タモリ倶楽部』空耳アワーでおなじみの、安齋肇さん。
そして、タイ焼きといえばこの人。ヒット曲『およげ! たいやきくん』で知られる子門真人さんも登場します。なかなか思いつかない人選ですよ、これは。
【なんでもったいつけてお面脱いだの】
王様や安斎さん、子門さんたちはお面を被っているわけではなく、劇中にさらっと出演しているので、ぜひ見つけてみてね!
ちなみに、お面の中の人は有名人ではない方々です。もったいぶってお面を外したその姿を目にした瞬間、反射的に「誰だよ!?」って叫んじゃいましたよ、ええ。
【個人的にプッシュしたいMVは『すばやくなりたい』】
このほかに、もう1本、楽曲『すばやくなりたい』のMVにも “お面” メンバーが登場しておりますので、ぜひあわせてご覧になってみてください。
スケボーやBMXなどを駆使して、アクロバティックに逃走するメンバーに、きっと目が釘付けになってしまうはず。もちろん中身は、本人ではないのでしょうが、ね。
【ユニコーンメンバーがお面を被っている理由】
ちなみに……なぜユニコーンのみなさんはお面を被っているのか。その理由を、メンバーの奥田さんが2016年8月19日(金)放送のテレビ朝日系番組『ミュージックステーション』で明らかにしていました。
番組内で奥田さんは、「メンバー1人につき5個お面があるので、いろんなところで一気に仕事ができる。それにこうすれば、自分たちがプロモーションだのなんだのって働かずに済むから。実際、ヒマでしたよ」このような旨を話しておられました。なるほどね〜、あったまいい〜♪
お面のインパクトに惑わされちゃうけど、曲もよく聴いてみてね! どれも超、名曲ですよ。
参照元:ユニコーン「ゅ 13-14」特設サイト、YouTube [1] [2] [3]
執筆=田端あんじ (c)Pouch