オーストラリアでは、全国民の60%を超える人びとがペットを飼っているんだそうです。日本だと30%前後なので、その多さがわかると思います。
中でも圧倒的に1番人気なのは、イヌ。街を歩いているとかなり多くのワンコとすれ違います。ご多聞にもれず、私が現在お世話になっている家の大家さんも犬を飼っています。ご近所のお年寄りも犬を飼っています。みなさん足が悪かったり、多忙だったりするので、私が代わりにわんこたちを散歩に連れて行っています。
わんこたちと散歩をしていると、ここオーストラリアでは、街のいたるところにわんこのための、そして飼い主のための、とっても便利なものを見つけることができます。それは、「犬用のフン袋」!
【犬用の無料ゴミ袋とは?】
わんこが散歩できるあらゆる道のわきには、公共のごみ箱がたくさん設置されています。そして、そこに置いてあるのが、わんこのフン専用の無料ごみ袋! これって、何気に便利ですよね。
その名も、プーチ(POOCH)。犬のフン(POO)用の袋(POUCH)、プー&ポーチでプーチというわけ。どこの国でもダジャレは鉄板ですね。
【しっかり考えられたデザインです♪】
色は濃い黄色、とったフンがはっきり見えないようになっています。大きさも小型犬なら2回分、大型犬で1回分くらいの片手で扱いやすいサイズ。な、なんて考えられたデザインなんだ……!
【日本でも取り入れてほしいな】
犬用のフン袋と公共のごみ箱は海沿いの道や、子どもたちでにぎわう公園の横、いたるところにこのごみ箱と袋があります。
オーストラリアの飼い主さんたちには、このプーチをまとめてもらっていって散歩のたびに使うという人が多いそう。散歩の途中で使ったプーチは、途中でごみ箱に捨てていく、というわけ。
そのおかげで、わんこを連れて玄関を出たあとに「あっ、ごみ袋忘れた!」と焦ることはありません。また「あそこまで犬がうんちを我慢してくれればすぐ処理できる!」という安心感も。
飼い主さんも犬も、とっても快適に過ごせるこのシステム。日本でも取り入れて、広がってくれればいいですね。
執筆・撮影=Black sky (c)Pouch