2016年10月14日、インスタグラムがアップデートしたのは、自殺や自傷行為の可能性がある利用者にサポートを提供したり、友人や家族が当事者に情報を提供することができるツールです。
もしも、自殺や自傷行為をほのめかすような投稿を見つけた場合は、インスタグラムへ報告することができるようになりました。
さらに、当事者に向けて「友人に連絡する」「ヘルプラインに相談する」「アドバイスやサポートを得る」といった3つのオプションを、提供できるようになりました。
【大切な人を守るために】
インスタグラムは世界にある40以上の団体のヘルプラインと提携しているのだそうで、日本では「いのちの電話連盟」や「東京自殺防止センター」と協力体制にあるそう。
魔が差した瞬間、誰かの力を借りて、「死にとらわれる感覚」から少しでも離れることができたなら、きっと悲劇を防ぐことができる。私はそう思っているのですが、「ヘルプラインへの相談」は、そういった面で1つの力となってくれるのではないでしょうか。
大きな問題を抱えているときほど友人には相談できない、と考える人も少なくないでしょうし、相手が第三者であるほうが話しやすいこともありますものね。
【手順は簡単】
インスタグラムへ報告する方法は、次のとおりです。
1. 自殺や自傷行為をほのめかす投稿を発見したら、投稿右上の「…」をタップし、「報告する」を選択。
2. 「不適切である」をタップ。
3. 「報告する」の画面で、「自傷行為」を選択。
4. 「自傷行為として報告しますか?」の質問で「報告」をタップ。
このように、手順はいたって簡単です。もしものときのために、本日紹介したことを頭の片隅に置いておけば、大切な人が苦しんでいるとき、助けになってあげられるかもしれません。
悲劇を招かないために、できることから始めてみてはいかがでしょうか。
参照元:Facebookニュースルーム
執筆=田端あんじ (c)Pouch