先日大きな注目を集めた、東急電鉄によるCM『車内化粧(マナーダンス)』篇。
車内で化粧をする女性は “みっともない” という表現が議論のタネになっておりましたが、ドイツ・ベルリン市交通局「BVG」が2015年に公開したCMの内容はその真逆。料金さえ払ってくれたらあなたが何をしても私たちは気にしないよ、と訴えているから、面白い!
痛快である一方、「え、そんなことまでしていいの!?」といささか心配になってしまうような行為も例に挙げられていて、ドイツの懐の深さに度肝を抜かれてしまうんですよね。
【料金さえ支払ってくれたらあとは「どうでもいい」】
『どうでもいい(Is mir egal)』というタイトルのCMに職員制服姿で登場した男性は、あれもこれも、何をしても私たちは気にしないよ〜♪と歌っています。
この「あれもこれも」の幅がとにかく広い、広すぎる。だって「楽器を演奏しても」「おっさんが車内でへそ出しタックトップ着ていても」「馬に乗っても」「恋人の膝に乗っかってイチャイチャしても」「たまねぎ切り刻んでも」気にしないっていうんだから、気にしないにもほどがある! たまねぎは乗客みんな泣くでしょうが!
【心が広すぎる】
そのほか、チーズをすりおろそうがポールダンスしようが太鼓叩いて騒ごうが、立派なヒゲをたくわえた女性であろうが、一切がっさい気にしない。「料金さえ支払ってくれれば、後はどうでもいいんだよ!」と訴えるBVG。
【ドイツに住んでいた知人の話】
そういえばドイツに住んでいたことのある知人が「ドイツ人はいい意味で、人に無関心なところがある。他人がなにをしようが気にしない」と話していたけれど、このCMはまさにそういった部分が反映されているような気がします。
とはいえさすがに、ここまでカオスな電車に乗車したいとは思えない……。ユーモアにあふれたドイツ発のCMを観て、さてあなたは何を思うでしょうか。
参照元:YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch