“PV一発撮り” にこだわり続けるバンドOK Go(オーケー・ゴー)の新作映像が2016年11月24日に公開され、現時点でフェイスブックで再生回数1150万回超、YouTubeでは120万回超を記録しており、さっそく注目を集めています。
一発撮りならではの臨場感と緊張感。タイトルのとおり “瞬間をとらえる” ことを重視した、圧巻の映像美が展開されています。今回のキーワードは「4.2秒」。撮影の裏側を知ったら最後、二度見、いや三度見したくなるはず……!!
【ぜんぶ4.2秒の間に起こった出来事です】
今回の映像は、2014年リリースの楽曲『This One Moment』に新たに制作されたもの。
冒頭、色とりどりの水風船が爆発し、ピタゴラスイッチのように仕掛けが作動して、真っ白なスタジオ内にまたたくまに色の洪水が降り注ぐ。ありとあらゆるものが破裂を繰り返し、メンバーが全身びしょぬれになっていくまでたった4.2秒です。
【口の動きがぴたりと合ってるっ】
そして、この4.2秒をスロー再生にしたものがPV本編の大部分となるわけなのですが、スローにすると、通常モードではわからなかった工夫が明らかになっていきます!
まず、「メンバーが手に持ったぺらぺらページがめくられる本の中にボーカルのダミアン・クーラッシュさんが歌っている姿が見える」「音声と口の動きがぴたっと合っている」など、どのシーンも驚きの連続で、まばきできなくなること必至なんです。
【最後の最後まで見逃せません!】
PV後半、水風船攻撃で水びだしになったクーラッシュさんは、スローモーションではない状態で7秒間歌声を披露します。
その後迎えるフィナーレは壮観。メンバーたちが色とりどりのペンキと一緒に左右からぴょーんと飛び出してくる映像はスローモーションで、こちらもたったの3秒間に起こった出来事だっていうんだからすごい。
とことん “瞬間” にこだわる姿勢に、もう開いた口がふさがりませんっ! そして前回PV同様、今回も体張りまくっておりますねぇ。
【ロボットアームが大活躍☆】
海外メディア Mashable には、クーラッシュさんとベーシストのティム・ノードウィンド (Tim Nordwind)さんのインタビューが掲載されています。インタビューによると、風船を割る作業などには小さなロボットアームを使用したことや、短い時間に起きた現象を全てとらえるために、カメラを複数台使ったことを語っています。
新たな試みに体を張って挑戦し続けるOK Goのみなさん、マジリスペクトでっす! 衝撃的な最初の4.2秒に注目しながら、ぜひ映像をチェックしてみてくださいね。
参照元:OK Go Facebook YouTube、Mashable
執筆=田端あんじ (c)Pouch