寒い日には、あっつあつのホットスイーツが食べたくなりますよね。ふわふわのスフレに焼きたてのアップルパイ、揚げたてのドーナツ……。ホットティーやコーヒーとあわせて、なんて想像しただけで、よだれが……。
さて、そんな冬場のティータイムにぴったりなのが、サクふわ生地とフルーツのハーモニーがたまらない、アメリカのホットデザート「コブラー(cobbler)」。爬虫類の「コブラ(cobra)」ではありませんよ!
コブラーの作り方は、とてもシンプル。お好みのフルーツに、スコーン風のビスケット生地をのせて焼くだけです。手軽に作れるので、この機会にマスターしちゃいましょう!
今回は冷凍ラズベリーで「ラズベリー・コブラー」を作ってみますよー!
【材料】
24×14.5×3.5cmのパイレックス、または大きめのグラタン皿1台分です。
●コブラーの具
冷凍ラズベリー・・・400g
レモンのしぼり汁・・・小さじ2
グラニュー糖・・・大さじ4
コーンスターチ・・・大さじ1
●トッピング用ビスケット生地
薄力粉・・・150g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
グラニュー糖・・・大さじ3
有塩バター・・・50g
牛乳(できれば低脂肪乳)・・・大さじ5
【作り方】
1. まずはコブラーの具を作ります。ボウルに自然解凍した冷凍ラズベリー、レモンの絞り汁、グラニュー糖、コーンスターチを入れてスプーンで混ぜます。
混ぜ合わせたら、パイレックスに敷き詰めます。
2. 続いてビスケット生地薄力粉とベーキングパウダーをボウルに入れます。1cm角に切ったバターを加え、指で小さくちぎりながら、そぼろ状に。バターを溶かさないように注意しましょう。
※この工程はフードプロセッサーで行うと非常に手早く仕上がります。
グラニュー糖を加えてスプーンで混ぜ合わせたら、牛乳を加えてスプーンを使って生地をひとまとめにします。粉と水分が混ざり、少し柔らかい状態になればOK。
3. ラズベリーの上にビスケット生地をスプーンで無造作に落とします。
210〜220℃に予熱したオーブンで20〜25分、ビスケット生地に火が通るまで焼きましょう。こんがりきつね色になれば、できあがりです。
トロリとしたジューシーなベリーと、サクふわのビスケットがベストマッチ。お好みで粉砂糖を散らして、熱々のところをいただきましょう!
【コブラーという名前って】
フルーツの上に落としたビスケット生地が石畳(cobblestone)のように見えることから、この名前になったのだそう。爬虫類の「コブラ(cobra)」とはカタカナにすると似てるようだけど、綴りも発音もぜんぜん違うのです。覚えておくと、話のタネになりそうですね!
簡単なのに、女子力高めなコブラー。軽くローストしたスライスアーモンドやバニラアイスを添えれば、ホームパーティーやクリスマスのデザートにもぴったりですよ。ぜひぜひ、お試しあれ!
調理・撮影・執筆=sweetsholic (c)Pouch