2016年8月26日に公開されて以後、異例のロングランヒットを記録。いまも上映中のアニメ映画『君の名は。』が、日本のみならず海外でも、軒並み高評価を得ているようです。
「日経新聞」によると、中国、台湾、タイ、香港、そして日本と、アジアにおける週末興行ランキングでは5冠を達成。
さらに、ヨーロッパでいち早く公開されたイギリスのメディア The Telegragh、The Guardian、Empire の映画レビューでは、満点評価の5つ星を得ているんですっ!
「信じられないほど美しい、まばゆく輝く白昼夢。『アキラ』や『攻殻機動隊』、『カリオストロの城』など日本アニメ映画の名作に続く作品」
The Telegragh
「美しく素晴らしい “体が入れ替わるロマンス”。新海誠監督は、日本アニメ界の新しい第一人者としての名声を確固たるものにした」
The Guardian
「新海誠という名は、覚えておいたほうがいい。もしこの世に公平な目というものがまだあるならば、ここ数年のうちに、その名前は卓越した日本アニメの代名詞になるだろう。現在、宮崎駿という名前がそうであるように。早ければ次回のオスカーを獲る可能性も十分にある。アカデミー長編アニメ映画賞または最優秀外国語作品賞…その両方でもよいのでは?」
Empire
どうです、この褒められっぷり! なお同じイギリスのメディア The Times は4つ星評価だったのですが、コメントは「素晴らしいヤング・アダルト・アニメーション。コメディーのようだがコンセプトはもっとデリケート」と好印象。この勢いでヨーロッパでも快進撃を続けてほしいっ!
アメリカでの評判はというと、アカデミー賞の前哨戦のひとつといわれるロサンゼルス映画批評家協会のアニメ映画賞を受賞。アメリカのメディアによる評価も、「dmenu映画」の記事によれば、ネガティブな意見はありつつも、おおむね高いようです。アカデミー賞までいけるかな!?
【英語版の瀧くんの声が気になる】
ちなみに英語版『君の名は。』のタイトルは、“Your Name”。予告トレーラーを観るかぎりでは日本版と同じく RADWIMPS の楽曲が使用されているようで、Stephanie Sheh さんが担当しているという三葉の声も甲高くって可愛らしいっ。でも瀧くんの声だけはちょっと、その、高校生っぽくはないような気が……。
なーんて具合にモヤモヤしていたらそれもそのはず、声を担当しているのは44歳のMichael Sinterniklaasさんという方なんですって! 「もうちょい若い方をキャスティングしてもよかったんじゃないかな……?」と個人的には思ってしまいましたが、高評価を得ているんだから、これはこれでいいのかも。
英語吹き替えバージョンも全編通して観てみたいです♪
参考リンク:『君の名は。』 日本公式サイト、イギリス 公開劇場検索
©2016「君の名は。」製作委員会
執筆=田端あんじ (c)Pouch