家でのごはんやお弁当のおかずは、時間がある時にまとめて作って冷凍するという方は少なくないことでしょう。
わたしも「週末に一気に作って冷蔵庫や冷凍庫へ放り込む」というのをよくやるのですが、そういった場合、ふたつきの保存容器やジッパーのついたビニール袋に入れるのが定番。
しかし料理家の上田淳子さんによる料理本『離れている家族に 冷凍お届けごはん』(1300円 / 講談社)によれば、容器や袋の代わりにオーブンペーパーを使えば、手間もなく後処理も簡単だというのですっ。
【お皿が汚れないのが最高】
作った料理をオーブンペーパーに包んで保存しておけば、食べたいときはそのままお皿に乗せてレンジでチンすればOK。こうするとお皿が汚れないという利点が生まれます。
そしてフライパンで温め直すときも、オーブンペーパーだったらつるりとはがれるので気持ちがいい! これは、上田さんが離れて暮らしている義父の食事の世話をする際に思いついたそうなんですが、なるほどこれ、グッドアイデアだわ~。
【冷凍することで旨味がアップ!?】
さらに上田さんによれば、冷凍することによって生まれる効果もある模様。たとえば、この本で紹介されている「かぼちゃの豚肉巻き」レシピによると、かぼちゃは生のまま冷凍したほうがホクホクするそうで、煮物にするよりも味が落ちにくいのだとか。
ほかにも「冷凍保存した豚の生姜焼きは、解凍するとき蒸し焼きにするとお肉が柔らかくなる」、「冷凍する間にマリネされ、時間と共に風味が増す料理がある」といった具合に、冷凍しても美味しいレシピや、冷凍保存にまつわる豆知識がたっくさん! 読んでおいて損はなさそうな料理本ですよコレは。
【思いついた上田さんゴイスー!】
それにしても、冷凍保存にオーブンペーパーを使うとは目からウロコでした。身近な存在なのに、なぜ今まで気がつかなかったの……! 思い立ったが吉日、今日からさっそく試してみよーっと♪
参照元:プレスリリース、講談社BOOK倶楽部
執筆=田端あんじ(c)Pouch
▼冷凍する間にマリネされ、時間と共に風味が増す「かじきのベーコン巻」
▼本は2017年6月21日発売です!
▼上田さんはNHK「あさいち」にも出演した注目の料理家です