アメリカ・ユタ州で美術の先生をしているステファニー・ミラーさんは、4人の子供たちを育てるママ。パパの服を上手くリメイクした子ども服をウェブサイト「Mother Make」とインスタグラムで公開しているのですが、どれもこれも目を見張る出来栄えなんですよね……!
夫であり子供たちのパパでもあるジョン(Jon)さんのでっかいシャツを、幼い2人の娘が着れるようにリメイク。ワンピースやオールインワンなど、デザインもさまざまで、その技術とセンスは感動モノ!
リメイクする前の「ビフォー写真」で “だぼだぼシャツ” を着ている姿も可愛くって、眺めているだけでほっこりしちゃうんです。
【油絵を描くのが大好きなママ】
ステファニーさんにリメイクにハマったきっかけを尋ねてみました。ステファニーさんの専門はもともとは「油絵」だったのだそう。ユタ州のブリガムヤング大学を卒業した後に美術教師となって、絵画などを教えながら、自らも絵を描き続けていたのだと話してくれました。
【産後うつ&絵を描けなくなったことで塞ぎがちに…】
生活に変化が訪れたのは、第1子を授かったとき。
「私たちは、絵を立てかけておくスペースが確保できる寝室が1部屋だけあるようなアパートに住んでいます。油絵の具にはニオイがあるので、子育てとともに絵を書くのをやめなくてはいけませんでした」(ステファニーさん)
当時は産後うつや母親としての重圧感などに悩まされていたというステファニーさんは、絵を描く機会をも無くしたことで、アイディンティティを失ったように感じていたとのこと。そんなとき夫のジョンさんが買ってくれたのが、初心者向けのミシンでした。
【ミシンとの出会いが運命を変えた!】
「縫い物をしたのは、7年生の家庭科の授業以来でした。何を作るでもなしに生地を買いに行き、そこで鳥のぬいぐるみの絵を見て『これなら作れるかも』と思ったので、帰宅後すぐにチャレンジ。難しかったけど、出来上がったとき、とても満たされた気持ちになったんです」(ステファニーさん)
この体験を機に裁縫にハマったというステファニーさん。「縫い物は産後のモヤモヤを打ち消し、正真正銘、私をハッピーにしてくれました」とのことですが、こういうときってやっぱり、なんらかのかたちで感情をアウトプットするのが大事なんですねぇ……。ジョンさん、グッジョブでした☆
【手順のわかる動画もあるよ】
ぬいぐるみ作りから裁縫の魅力にどっぷりハマり、洋服を縫うようになりステファニーさん。どのリメイク服もかなりハイレベルですが、意外にもリメイクに目覚めたのは今年からだというから驚きです。
YouTubeには裁縫の手順がわかる動画もアップされているので、マネしてみたいという方はさっそくチェックしてみてください♪
参照元:Mother Make、Instagram @mothermakesx4、YouTube
画像=@mothermakesx4 used with permission
執筆=田端あんじ (c)Pouch