紅茶の葉などを抽出するティーバッグをキャンバスにした “ティーバッグ・アート” を日々製作。インスタグラムなどで公開しているのは、アメリカ・ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ルビー・シルビアス(Ruby Silvious)さんです。
使用するのは、お茶をいれたあとの使用済みティーバッグのみ。普通だったらすぐさま捨ててしまうものをキャンバスにしようと思いつくあたり、目のつけどころが只者ではないゾ……!
【日本をテーマにした作品もあったよ!】
ホームページの記録をみると、ルビーさんは、2015年から “ティーバッグ・アート” の制作を開始。
「363 Days of Tea」、「52 Weeks of Tea」と数々の作品群が並ぶなか、フランスのティーバッグや、日本のティーバッグ(!)をキャンバスにした作品もあって胸が高鳴るう! 日本のティーバッグのタグには「日東紅茶」など見慣れた日本語が書かれていて、なんだか嬉しくなっちゃうんです。
【福岡県で展覧会も行われたんだって】
描かれているモチーフも浮世絵やラーメンなど日本を感じさせるものが多く、折り紙や日本の新聞の切り抜きなども使用されているから、つい見入っちゃいます。
なお日本をテーマにした「26 Days of Tea in Japan」は、2016年に福岡県糸島市にあるアートカンパニー「Studio Kura」で制作され、展覧会も行われたのだそうですよ。
【使用済みティーバッグが「真っ白なキャンバス」に見える】
ルビーさんは海外サイト「Bored Panda」のインタビューで「使用済みのティーバッグはそれほど魅力的なものではないし、ただの汚れた袋に見えるかもしれません。でもわたしには、真っ白なキャンバスに見えるんです」と話しています。
使用済みティーバッグを通して、自分が日々感じたことを記録している。自分の作品から、アートの新しい可能性を信じてもらいたいと語った、ルビーさん。
インスタグラムにずらりと並んだ作品を見ていると、これまでに見たことがないという意外性と想像を超える美しさに、アートの新たな可能性を感じざるを得ません。小さなキャンバスに詰まった繊細な世界観を、あなたも思う存分体感してみてくださいっ☆
参照元:RUBY SILVIOUS、Instagram @silvirub、Bored Panda
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼どれもこれも超かわいい
▼お菓子の包み紙を用いている作品も!