第90回目となるアカデミー賞の発表が、2018年3月5日に行われます。
ノミネートされている数々の話題作をフィーチャー、名シーンをパロディーした写真作品を撮り続けているのは、アメリカに住む写真家のマギー・ストリーノ(Maggie Storino)さん。モデルを務めているのはマギーさんの幼い娘たち3人で、2011年からスタートした試みは今年で8年目を迎えるんです。
「Don’t Call Me Oscar」と題されたプロジェクトにはホームページと公式インスタグラムがあって、こちらから作品を見ることができます。
【作品賞にノミネートされた作品をパロディー】
2018年版として公開されているのは、最多13部門でノミネートされているギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』に、 マーティン・マクドナー監督の『スリー・ビルボード』。
日本でもヒットしたクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』。アカデミー賞5部門にノミネートされたグレタ・ガーウィグ監督による青春映画『レディー・バード』。
さらにはデビュー作にして全米の話題をかっさらった、ジョーダン・ピール監督のサプライズスリラー映画『ゲット・アウト』などなど、本家アカデミー賞にノミネートされている作品をテーマにしたパロディー写真がずらりと並んでいます。
【まだまだ幼い姉妹たちの名演をご覧あれ!】
ストリーノ家3姉妹の年齢は、上から7歳(ソフィアちゃん)、5歳(サディーちゃん)、2歳 (スローンちゃん)。マギーさんは「まさか8年目になるだなんて信じられない」と海外サイト「Mashable」に語っています。この3姉妹は、生まれたときからプロジェクトに参加しているわけですね。
この撮影が、すっかり “家族で過ごす休日” の恒例イベントとなっているようで、ストリーノ家にとってはこれが日常、そしてライフワーク!
【水中での撮影では苦労したみたい】
マギーさんたちが今回特に苦労したのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』をテーマにした撮影。水の中で幻想的な写真を撮らなければならず、地元のプールを借りて水泳の練習に励んだといいます。
長女のソフィアちゃんは、占いやお告げをしてくれるオモチャ「マジック8ボール」に撮影がうまくいくかどうか相談までしていたようなのですが、結果どうなったのかは作品をご覧になっていただければ一目瞭然。完璧な仕上がりとなっております~!
個人的には、『スリー・ビルボード』に挑戦したサディーちゃんの鋭い視線がツボです。映画の主演を務めるフランシス・マクドーマンドさんにも負けず劣らずの演技を見せてくれているので、ぜひご注目を☆
参照元:Don’t Call Me Oscar、Instagram @dontcallmeoscar、Mashable
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼『ファントム・スレッド』*すべて2018年アカデミー賞ノミネート作品です
▼『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』
▼『君の名前で僕を呼んで』
▼『ウィンストン・チャーチル / ヒトラーから世界を救った男』
▼おまけ:昨年のアカデミー賞で6部門を受賞した『ラ・ラ・ランド』