ただいま日本で大ヒット中のインド映画といえば、なんといっても『バーフバリ』シリーズ!
ひとたび観たら最後、しばらく「バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!」しか言えなくなるほど、語彙力を喪失することで知られるこのシリーズ。
1作目『バーフバリ 伝説誕生』と2作目『バーフバリ 王の凱旋』が持つ唯一無二の魅力を、わたしはまだ、みなさんに伝えきれていない。より多くの人に偉大なる王の存在と教えを布教……じゃなかった、お伝えしたい~っ!
【もしもこの世が「バーフバリ的世界」だったら】
というわけで本日は『バーフバリ』コラム第2弾、「もしもこの世がバーフバリ的世界だったら」をお送りしたいと思います。前回同様ネタバレを含みますので、「内容を知りたくない!」という人はお気をつけて☆
1. とにかく女性が強い(心身ともに)。
2. なので意見してくる男性に対して、「文句があるものは殺す!」とか言ってしまう(実際に殺す勢い)。
3. 女性が国を統治すると「国母」と呼ばれる。
4. 国母は立ったまま息絶える。
5. もしも男性から女性に対する痴漢行為があった場合、女性はその男の指を切り落とす。
6. そしてその女性の夫は、妻に対し「君は間違っているぞ……男が女性を辱めたとき切り落とすのは指ではない……首だ!!!」と言い放って、痴漢男の首をぶった切る。
7. もちろん男性も強い。
8. いいオトコは大体ガチムチ。
9. そして大概、立派なヒゲをたくわえている。
10. でも、20代なのにおっさんに見えるという不思議。
11. 軽々と岩を持ちあげたり、激しい流れの滝を登ったり、跳躍力がCGレベルでも、みんなさほど驚かない。
12. 「あれ、死ぬな」という高さから滑落しようとも、「アハハハ、失敗してやがる!」程度のリアクション。
13. 王は圧倒的に強く、また誰よりも優しくなければ、国民に支持されない。
14. 国民を第一に考えるのが王たるもの。
15. 100人を殺す者を戦士と呼ぶ、しかし1人を救う者を神と呼ぶ。
【こんな王がいる国に住みたい!】
『バーフバリ』の世界観が表すように、男も女もめっぽう強く、痴漢行為に対しての処罰もあれくらい思い切っていたら、おそらくこの世から痴漢はなくなることでしょう。(首はねるのはさすがにやりすぎですが)
そして国を引っ張っていく王が、誰よりも支持されるべき人柄であり、また実際に支持され慕われていることも、マヒシュマティ王国が繁栄した大きな理由となっているに違いありません。
「民は心配せずとも、ただついてくればいい。俺がみんなを幸せにするし、引っ張っていくからな!」といった気概を感じられるリーダーが、国の代表である。これほど頼もしく、また安心感を感じられることがあるでしょうか……いや、ないっ!
人格者である王を称えずにはいられなくなって、民は王の名をただひたすら呼び続けることになるのです。さあみなさんもご一緒に、バーフバリ! バーフバリ! バーフバリ!
参照元:映画『バーフバリ 伝説誕生』公式サイト、映画『バーフバリ 王の凱旋』公式サイト、YouTube
執筆=田端あんじ (c)Pouch