女性は命を懸けて、出産に挑みます。
そのため、産前・産後には体の変化が否応なしに訪れるもの。妊娠線や産後太り、帝王切開の場合は傷跡も残ると思うのですが、そのことをママ自身がネガティブにとらえてしまう場合だってあると思うんです。
イギリス・レクサムに暮らすインスタグラマー、エミリー・マルソンさんは、2017年の冬に双子の男の子アーサーとフィンリーを出産したばかり。日々子育てに奮闘している最中です。
そんなエミリーさんが2018年3月2日にインスタグラムに投稿した1枚の写真が話題になっています。
【愛するベビーと産後のお腹を披露】
エミリーさんが公開したのは愛する2人のベビーの姿と、産後の自分のお腹を写した写真。帝王切開で出産したというエミリーさんのお腹には傷跡が残り、2人の赤ん坊が入ってパンパンになっていたことがよくわかる妊娠線が見えます。
【産後4カ月で、体の変化を好意的に受け入れられるようになった】
写真に添えられていたのは、産後4カ月でようやく、自分の体の変化を愛情をもってとらえられるようになってきたというコメントでした。
2人の赤ちゃんを36週の歳月をかけてお腹の中で育て、5週間授乳をしてきたというエミリーさん。妊娠はあまり順調なものではなかったようで、「息子たちは早く生まれてきたかったのか、脱水症状と切迫早産で何度も入院し、私の身体はたくさん変化しました」と話しています。
しかしその結果、美しい子供たちを授かり、彼らに食べ物や温もり、そして自分でも想像できなかったほどの無償の愛を与えられたことに非常に誇りを感じていると、エミリーさん。
「残りの人生ずっと残るであろう傷跡は、家族との素晴しい記憶のための小さな代償です」とコメントし、その後は出産を終えたすべてのママ、これから出産を控えているママ、そしていつの日か出産するであろう女性たちに向けて、エールを贈っていたのです。
【エミリーさんから、すべてのママたちへ】
「あなたの妊娠線は、あなたを定義づけたりはしません。あなたの傷跡は、あなたの価値を決めたりはしません。あなたの脂肪太りは、あなたの価値を決めるものではありません。あなたは信じられないほど素晴らしく、ひとりの “母” であり、あなたのベビーにとって光です」
産後のママの身に起きる変化をありのまま示したかったというエミリーさんは、「完璧じゃなくていいのだ」ということを訴えたくて、今回写真を共有したといいます。
投稿には「美しい」「尊敬する」「あなたは素晴らしい」「このことはすべてに通じることですね」といった具合に、たくさんのメッセージが寄せられていました。
「完璧じゃなくていい」は、ママたちにはもちろん、コンプレックスを抱えているすべての人にとっても、心に染みわたる言葉だと思うんです。無償の愛を与え合う存在を得たエミリーさんの、温かくも力強い投稿は、きっと多くの人を勇気づけたことでしょう!
参照元:Instagram @marson.twins
執筆=田端あんじ (c)Pouch