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痴漢に強烈パンチを見舞った女性を世界中が絶賛 / 「正しい方法じゃないかもだけどその男は次は思いとどまるでしょう」

2018年5月2日

2018年4月21日、自身のツイッターに真っ赤に腫れた拳の写真を投稿したのはリエンナ・カー(Leanna Carr)さん。

26歳だというカーさんは、アイルランドの首都ダブリンを旅行中に、路上で突然見知らぬ男性にお尻をつかまれたというんです。

しかもあろうことか、男性はヒステリックに笑いながら「キミみたいなアメリカ人、こういうの好きだろ?」と話しかけてきたのだそう。

次の瞬間カーさんは、この男性の頬骨部分に、思いっきりパンチをお見舞い! その結果、拳が腫れあがってしまったといいます。

【「初めて人を殴ってしまった」】

アイルランドの大手メディア「The Irish Independent」の取材に対し、カーさんは「わたしは決して暴力的な人間ではなく、これまで誰かを殴ったことなんてないんです」とコメント。男性の行為と言葉にとても腹が立ち、思わず手が出てしまったのだと話しています。

しかしながら、もし同じことを人気のない場所でされていたら殴れたかどうかわからない。白昼、人通りがある場所だったからこそできたとも語っていました。

【「見ていない」ことは、「起きていない」ことにならない】

カーさんのつぶやきは3200以上リツイートされ、ついた「いいね」は2万6000超。男女両方から称賛と賛同の声が集まりました。

しかし、「それツクリじゃねえの?」などと、事実かどうか疑うようなリプライも一部寄せられたといいます。

こういった声に対しカーさんは、「あなたは起きたことを “見て” いないかもしれない。でもだからといって、 “起きて” いないということにはならない」と反論。

また過去を振り返り、「以前のわたしが同じことをされていたら、ものすごくショックを受けただろうし、対処するにはあまりにも臆病だったと思う。もしかしたらそのまま、歩き続けたかもしれない。そしてその男はきっと、今後もたくさんの女性に加害し続けていったはず」と話しています。

【女性たちが自ら立ち上がる後押しができたら…】

「どんな国においても、見知らぬ人からの性的嫌がらせは毎日のように起こっていて、ほとんどの女性はこれに対する正しい対応方法を知らない」と、カーさん。「暴力が正しい答えだとは限らないけれど(中略)この男は次にそういうことをしようと思ったときに思いとどまるでしょう」とも。

注目を浴びたかったわけではないけれど、結果的につぶやきがたくさんの人の目に留まることになってよかった。女性がより快適に毎日を過ごせるようになって、何かあったら自ら立ち上がる力になれたら嬉しいと、コメントしていました。

「#me too」運動が世界的に高まっている今だからこそ、より胸に響くカーさんの言葉。彼女の勇気ある行動が男女問わず多くの人の心を揺り動かしたことは、間違いないでしょう!

参照元:Twitter@Leanna_CarrInstagram@leanna_carrThe Irish Independent
執筆=田端あんじ (c)Pouch

https://twitter.com/Leanna_Carr/status/987601315013517312

▼カーさんはパワーリフティングのスペシャリスト

▼パンチの力はそうとう強そう

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