「アンデルセン」と言えばデンマークの有名な童話作家。しかしパン好き女子の頭に思い浮かぶのは、あの全国展開しているベーカリーの方なのではないでしょうか。
創業者がデンマークのホテルで食べたデニッシュペストリーのおいしさに魅了されたことから誕生した、ベーカリーのアンデルセン。なんとその後里帰りを果たし、現在コペンハーゲンにも店舗を構えているんです!
いわば海外のすし屋が、本場の日本にもオープンするようなもの。現地ではどんな感じで受け入れられているのか、気になったので覗いてきましたーー!!
【デンマークらしいシックな店構えがオシャレ】
今回足を運んだのは、コペンハーゲン市内の住宅街にあるイスランズブリュッゲ店。中央駅からバスと徒歩で15分弱のところにあります。
ダークグレーを基調とした外観はモダンかつシックで、親しみやすい感じの日本の店舗とは少し印象が違います。
中に入るとそこはシンプルなインテリアが配されたいかにも北欧的なヒュッゲ(=居心地の良い)な空間。カフェコーナーもあり、なんだかほっとする温かな雰囲気です~♪
【ちょっと珍しい組み合わせのデニッシュも】
ベーカリーにはデニッシュはもちろん、ハード系のパンまでいろいろと並んでいます。ルバーブがのったたデニッシュなど、日本では見かけない種類もあり、パン好きにはたまりませんっ! 見た目の可愛いケーキも並んでいました。
試しに店員さんに「日本発祥のお店って知ってる?」と聞いてみたところ、「もちろん!」との返事。日本人にとってはデニッシュとルバーブの組み合わせが物珍しいように、デンマーク人にとってちょっと意外に感じる組み合わせのデニッシュが並ぶこともあるそうです。
【地元の人たちからも愛されている様子】
ちなみに私がオーダーしたのは、3つで32デンマーククローネのデニッシュと35クローネのカフェラテ。デニッシュの種類はルバーブとチョコ、シナモンを選びました。
買ったばかりのデニッシュをカフェコーナーでいただくと、思っていた以上にサックサクで超美味~~! ルバーブは甘酸っぱくてしゃっきりした食感、チョコは濃厚だけどしつこくない甘さ、シナモンはスタバとかにもある北欧風のシナモンロールのような味わいでした。
【現地の人からも好評らしい】
現地の日本人から聞いた話によると、こちらのお店のデニッシュは一般的なデンマークのデニッシュよりもサイズが若干小さめなので、そこも人気の理由なのだとか。お店には朝8時過ぎに着いたのですが、出勤前の会社員や小さな子供を連れたママなど、近所の人たちがひっきりなしにパンを買いに訪れていました。
デニッシュの本場、デンマークで地元の人たちからも愛されている様子のアンデルセン。異国にすっかりなじんでいる日本人の友人を見るような、まぶしさとほんの少しの寂しさを感じたのでした☆
参照元:アンデルセン
撮影・執筆=沢野ゆうこ(c)Pouch
▼かわいいケーキも並んでいました。