2018年7月27日から29日までの3日間、新潟県苗場スキー場で開催されているフジロックフェスティバル。
今年は台風12号がやってくる時期と重なってしまったことで空模様が心配されていますが、ツイッターで現地情報をチェックしてみたところ、27日16時の時点では大きな崩れはないようです。フジロックと台風といえば、思い起こされるのは第1回目の開催です。
【雨はもはや「フジロック名物」と言っていい!】
富士天神山スキー場で開催された記念すべき第1回に大型台風が通過したことで、1日目は暴風雨のなかライブを決行。2日目は安全面を考慮して中止となりましたが、このときの出来事はいまやフジロッカーのあいだで伝説と化しています。
その後のお台場開催を経て苗場スキー場へ開催地を移してからも、フジロックにとって雨はつきもの。山の天気は変わりやすいということもあってか、どんなにカンカン照りでも3日間のうち1度くらいはパラっと雨が降ったものでした(もちろん1滴も降らないこともありましたけど)。
【私が過去に受けてきた「フジロック 雨の洗礼」】
伝説の第1回目は逃したもののあとはほぼフジロック皆勤賞であるわたしは、これまで幾度となく「フジロック×雨」の洗礼を受けてきました。「雨が振ったらどうなるの?」と思ってる方の参考になれば幸いです!
その1:コンビニの雨合羽で自爆
苗場スキー場でのフジロックに初めて参加したとき、うっかり雨具を忘れてしまったわたし。途中のコンビニでぺらっぺらの雨合羽を調達するも、すぐにあちこちから水が染みこんでしまいました。
その2:ほぼ身ひとつで行って自爆
行く予定はなかったのに、3日目になってどうしても参加したくなって新幹線に飛び乗ったある年のこと。天気予報では「晴れ」だったので、「ビーチサンダル×カバンひとつ」という、コンビニに行くレベルの軽装で参加したところ、雨が降り出して全身びしょぬれ&足は泥でぐちゃぐちゃに……。予報は晴れでも油断は禁物だと学びました。
その3:機能性よりもオシャレを選択して自爆
山の天気は舐めちゃいけない。そう学んだものの、ガチなアウトドアブランドのレインウェアではなく、アパレルブランドが作った “街用レインウェア” を選んでしまったある年のこと。レインコートに身を包んで土砂降りの雨のなかライブを観ていたところ、襟元から雨がどんどんどんどん染みこんできて心が死にました。
その4:雨で地面が “田んぼ” 状態に→泥が重すぎて翌日に筋肉痛発症
すっかり「フジロック×雨」にも慣れた、ある年のこと。ガチなレインウェアと長靴と完全装備で参加したものの、大雨が降ったせいで会場中が “田んぼ” 状態になってしまい、なかなか前に進めない……。とにかく1歩1歩が重すぎて、翌日には筋肉痛に。その日は1日、能楽のような “平行移動” しかできませんでした。
その5:イスを忘れて足が死亡
完全防備で会場に向かったにもかかわらず、持ち運び用のイスを宿に忘れてしまったある年のこと。雨で地面はぐちゃぐちゃ、雨宿りする人たちでお店も満席、だからただ突っ立っていることしかできなくて、足がパンパンになってしまいました。いやマジで、雨の日こそイス大事~~~!
【勢いに任せて泥まみれになっちゃダメ!】
海外のロックフェスといえば「泥まみれでぐちゃぐちゃになりながら楽しむ」みたいなところがありますが、実際に足が泥だらけになると、盛り上がるどころかどんどん寂し~い気持ちになってきます。
体も芯から冷えてしまうし、やっぱり憧れと現実って程遠いものがありますね。現地に参戦する方は、雨の装備を忘れずに!
さて今回のフジロックのお天気は、一体どうなってしまうのでしょうか。台風の進路次第では直撃は免れる可能性もありそうなので、奇跡的に晴れてくれることを願うばかりです。
【今年初の試み「ライブ配信」で盛り上がろう♪】
ちなみに……今年は初めてYouTubeでのライブ配信が行われているんですよ。観ることができるアーティストは限られていますが、豪華ラインナップとなっているので、お家で夏フェス気分を味わうべく視聴してみてはいかがでしょうか。
実はわたしも、今年は参加の予定はなし。お部屋でフジロック御用達ビール・ハイネケン片手に、ライブ配信を楽しみたいと思いま~す。みなさんもぜひ☆
参照元:フジロック・フェスティバル ’18、YouTube、Twitter @fujirock_jp、Instagram @fujirock_jp、日本気象協会
執筆=田端あんじ (c)Pouch