発表されるたびに毎年話題になる「住みたい街ランキング」ですが、今回注目したのは、若い単身者にターゲットを絞った住みたい街ランキングです。
首都圏でガーラマンションシリーズを展開している株式会社FJネクストが行ったのは、首都圏で1人暮らしをする未婚の20・30代2000人を対象にした調査。
こちらで「いま住みたい街」としてトップ5に選ばれていたのは、
1位 吉祥寺(114人)
2位 新宿(97人)
3位 恵比寿(80人)
4位 横浜(77人)
5位 池袋(50人)
結果としてはご覧のとおり、「住みたい街ランキング」では常連組ともいえる、おなじみの顔ぶればかりだったんです。
【新宿がこんなに人気だなんて…ちょっと意外】
だけど……個人的には、2位が「新宿」というのはちょっぴり意外。
というのも「SUUMO」など他サイトのランキングでも名前が挙がることはあるけれど、その順位は5~7位止まりなことが多々。トップクラスの人気を誇ることは珍しいように思えたからです。
【単身者が「新宿に住みたい」と思うワケ】
ところが今回のランキングを見るかぎりでは、「新宿」は単身者にはモテモテのよう。
男女別で見ると、男性の1位は「新宿」(59人)で、女性の1位は「吉祥寺」(74人)。「新宿」は女性の3位(38人)にも食い込んできておりまして、人気のほどがうかがえるんです。
住みたいと思う理由として挙がっていたのは、職場に近いこと、そして交通の便がいいことなど。その一方で「1番都会と呼ぶにふさわしい」「刺激的」といった声もあって、たしかにどれも「新宿」という街のイメージに当てはまります。
【「住みやすい街」ではぶっちぎりの1位!】
また「新宿」は “住みたい” という憧れの対象だけでなく、 “単身者が住みやすい街” としても名前が挙がっておりまして、113票を集めてなんと全体の1位を獲得。男女別でも双方で1位を獲得しておりまして、ぶっちぎりで大人気~!
住みやすい理由としては
「仕事、娯楽、買い物すべてそろっている」(男性20代)
「終電も遅く、交通の便も良い」(女性30代)
「外国人にも優しい」(男性30代)
といった意見が挙がっていました。こうしてみると “いろいろな意味で便利な街” だということがわかりますし、多様性を受け入れてくれる “懐の深い街” という側面も見て取れますよねぇ。
【「カオス」だからこそ住みやすい!?】
「新宿」とひと口に言っても、美味しいお店や伊勢丹などショッピング施設が立ち並ぶ新宿3丁目に、落ち着いた雰囲気で暮らしやすそうな新宿御苑。さらには眠らない町として知られる新宿歌舞伎町に新宿2丁目など、場所によって個性はバラバラ。
けれどこういったカオスなところが、「新宿」における最大の魅力といえるのではないでしょうか。
徒歩圏内に生活も仕事も遊びもそろっている街、それが「新宿」。単身者に特に人気があるのも納得ですね!
参照元:プレスリリース
画像:Rocketnews24.com
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼「今、住みたい街はどこですか?」(全体)
▼「今、住みたい街はどこですか?」(男女別)
▼「単身者が住みやすい街はどこですか?」(全体)