ラブラドール・レトリバー系ミックス犬のアナ(Ana)は、おそらく2歳の女の子。けれど、最初発見されたときは、そうしたこともわかりませんでした。
アメリカ・テキサス州南部で、ひどくぼろっぼろの状態で保護されたアナ。栄養失調でとても衰弱しており、皮膚と目には病気を患っていて、心もすっかりちぢこまっていたといいます。
発見した夫婦がすぐに救助しようと試みたものの、怯えきって逃げ回り、捕まえられず。その1週間後にやっと保護されて、獣医のもとへ運び込まれました。
【ネグレクトを受けてきた?】
アナの皮膚はかなり重い「疥癬(かいせん)」に冒されていて、ぼろぼろ。毛は大半が抜け落ちていました。
おそらく、飼い主にえさも与えられず、病気の手当てもされずにきたのでしょう。人になつかず、積極的に何かをしようとしない性格になってしまったのは、そうしたひどい飼われかたをしたからなのかもしれません。
【現代医療と愛の力がアナを救った】
ところが、獣医とスタッフによる治療と献身的な世話を数週間受けたアナの病状は、見事に回復。驚異的な回復力を見せて、毛の状態も元に戻ったというのだから、現代医療と愛情が持つパワーってすごい~!
【とってもチャーミングな子だった!】
発見当初は毛がなく、犬種すら判別がつかなかったアナでしたが、元気になったらすっかりきれいな毛並みに! そして性格も、「明るくって遊び好き」と、数ヶ月前とは別犬のよう。というか、このチャーミングな女の子こそが、本来のアナの姿だったんですよね。
【いい家族にめぐりあってね】
体調が良好になったことで、テキサスからニューヨークに移ったというアナ。ウェブサイト「Petfinder」において、末長く一緒にいてくれる、新しい家族を探している最中のようです。
つらすぎる時期を乗り越えたんだから、温かくて素敵なおうちがふさわしい! 今度こそ、めいっぱい幸せになるんだよ~!
参照元:facebook、Petfinder
執筆=田端あんじ (c)Pouch