『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』など、人気作品を続々生み出してきたピクサー・アニメーション・スタジオ(以下、ピクサー)。
そんなピクサーによるアニメーション制作の裏側を見ていくことができる展覧会「PIXARのひみつ展 いのちを生みだすサイエンス」が、2019年4月13日から9月16日までの期間に、東京・六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて開催されます。
この展覧会はアメリカやカナダで150万人以上を魅了してきた人気企画で、今回がアジア初開催。
ピクサー作品を支える “科学” にフィーチャーし、数々の魅力的なキャラクターがどのようにして生み出され、作品がどのように作られていくのか、カギとなる8つの工程を通して紹介してくれるんですって。
【8つの工程を「体験」しながら学ぼう!】
展覧会は8つの工程を体験しながら学ぶことができる、 “体験型展示” で構成されています。
1つめは、キャラクターのかたちを作る「モデリング」。アーティストが描いたスケッチをもとに、キャラクターのバーチャル3Dモデルを作る工程です。
2つめは、キャラクターの動きを作る「リギング」。モデリングを経て生まれたキャラクターをリアルに動かすために、仮想の骨や関節、筋肉を作って“動き”を設計します。
続く3つめは、髪の質感や服の素材など、キャラクターの “外見” を決める「サーフェイス」。4つめは、そのキャラクターが生きる物語の世界を作る「セット&カメラ」。
5つめは、キャラクターに演技をさせ、動かしてみる「アニメーション」。6つめは、キャラクターと一緒に髪や服を動かす「シミュレーション」。
7つめは、昼や夜の明かりや、視点を誘導する光を調節する「ライティング」。そして最後となる8つめは、映画館などで楽しめる状態にする「レンダリング」となっています。
想像以上に手間がかかっていて震える……! アニメーション映画を作るのって大変なんだなあ!
【キャラクターと写真も撮れるよ!】
なお各エリアではキャラクターとの写真撮影も可能ということで、SNS活動も捗りそうですねぇ。
過去に開催された展覧会場には人間と同じくらいの大きさのバズ・ライトイヤーなどが飾られていたようなので、今回も期待せずにはいられませんっ。
【紹介動画をみて予習しておこ☆】
前売りチケットの価格は、一般が1500円です。
3月14日に開設されたばかりのティザーサイトおよびYouTubeには、展覧会の紹介動画も公開されているので、さっそくご覧になってみてはいかがでしょうか。
参照元:プレスリリース、「PIXARのひみつ展」展覧会ティザーサイト、YouTube
画像=© Disney/Pixar、© Michael Malyszko、© Nicolaus Czarnecki
執筆=田端あんじ (c)Pouch