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【コラム】社会人になってから行く「ディズニーランド」は心と体に沁みすぎる…! 夢の国があってよかったと思った話

2019年4月15日


私は社会人1年目、本当に本当に辛くて大変でした。

休日が1年間で9日間しかなかったくらいブラック勤めだったこと。休みがなく、家にも帰れず、病気になり、入院して臓器を失うという事態にまで陥りました。

さらに辛かったのがSNSでみかけたキラキラした友達の姿。「ボーナスで海外行った」「上司にお寿司奢ってもらった」など、充実した社会人生活が眩しすぎて、自分と比べれば比べるほど、自分の人生が灰色に色褪せて行くような、そんな暗い気持ちになっていきました。

闇落ち寸前で仕事まみれの日々を過ごしていたある日、午後予定していた仕事がなくなり、突然の半休が訪れたのです! 家に帰るのはもったいない、だからといって遠くへは行けない……!

ーーーーそうだ、ディズニーへ行こう。

【ふらっとディズニーへ】

学生時代、ディズニーへ行くときは「あれに乗る!」「ここで食事だ」とバッチリ計画を立てて、120パーセント楽しめるように準備していました。じゃないと入場料の元がとれないと思っていたから。

しかし、このときは無計画のまま。ちょっとコンビニへいく感覚で、ふらっと夕方15時くらい舞浜駅に到着。

領収書まみれの財布からお金をとりだし入場料を払い、夢の国ディズニーへ足を踏み入れたのです。

【変わらず「夢」を見せてくれるディズニー】

パーク内に入ると、そこにはいつもと変わらないディズニーが広がっていました。いつも通り、優しく手を振ってくれるキャストさん、音楽、乗り物など。

この “変わらない世界観” が、ものすごーーーーーく心に沁みるぅううう!

生きるために「仕事」しないといけない、自立しないといけない、親に心配かけてはいけない。

学生と社会人ってこんなに見える世界が違うのかと、通勤に向かう電車で辛くなり、寝る前の布団で悩み、「周りが期待するような立派な社会人になる」というプレッシャーに潰されそうな毎日でした。

だけど、小さい頃から変わらない景色が広がり、 “今の自分” をあたたかく迎えてくれるというのは、こんなにも有り難いことなのかと、心の奥の奥までジーンときたのです。

【夢を強制的に見せてくれるディズニーに救われていく】

さらにディズニーの世界は、どこまで行っても夢と希望であふれています。

パーク内は歩いているだけでワクワクと楽しい気持ちにしてくれるし、アトラクションは何度も乗ったことあるのにも関わらず、ピンチを乗り越えた瞬間、達成感でいっぱいになります。

社会人になってから「裏切り」や「理不尽」に悩み苦しんでいましたが、ディズニーにはこういった邪悪なものは皆無! そんな邪悪さゼロの世界が、現代社会にあって本当に良かったと、心の底から感じました。

学生時代の私がみたら「ディズニーなんだから夢と希望があふれて当たり前じゃん」と笑われそうですが、社会に出て苦しんでいなかったら、こんな風に思わなかったと思います。

【何度も見たエレクトリカルパレードで感極まる】

そして夜のフィナーレでもある「エレクトリカルパレード」の時間に。今までなら「パレードよりアトラクションに乗ろう」と興味がなかったのですが……号泣した。

「あぁ、なんて綺麗なんだろう」と目が釘付けになりました。キラキラまっすぐなディズニーの世界が詰め込まれたパレードは、疲れすぎた社会人の心に刺さりまくり、ぽたぽたと涙があふれて止まらなくなったのです。

そして感動の涙を流しきったあとは、とてもスッキリ。寝不足のままディズニーで歩き回ったにも関わらず、むしろ心も体も元気になって帰宅しました。「また嫌なことがあればディズニーに行けばいいんだ」と、当時絶望していた毎日に、うっすら光が差したのを覚えています。

【社会人にとって、現実逃避は本当に大事だと思う】

社会人になると、それはそれは「現実」に叩きつけられます。理不尽なことも、嫌なことも全て現実。本やテレビでみたような、ドラマチックなことは起きません。

んが、現実逃避ってやっぱり大事だと確信。家と会社の無限ループだった当時の私はどんどん荒んでいきましたが、ディズニーを知り、夢の国の力に癒やされると、また頑張ろうと前向きになれたのです。おまけに前向きになると、目の前の問題が意外と小さかったり、単純だったり、見える景色も変わって行くというのも面白い発見。

どうか、新社会人のみなさまは、仕事を頑張りつつ、ほどよく現実逃避してリフレッシュしてくだされ。

そしてディズニーを日々運営しているみなさま、変わらない夢と希望の国を守り続けてくれて、ありがとう!

撮影・執筆=百村モモ (c)Pouch

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