よしながふみさん著「きのう何食べた?」(講談社)は、同棲中のゲイカップルである弁護士の筧史朗(通称シロさん)と美容師の矢吹賢二(通称ケンジ)の日常を描く人気料理漫画。
1円でも節約したい! でも美味しいものを食べさせたい! そしてバランスよく…!というシロさんの野望(目標?)から生まれる料理は、愛情いっぱいでとーっても美味しそうなものばかり。あぁ見ているだけでお腹がすくよぉ〜!
ということで、もうすぐ土用丑の日。漫画に登場したウナギ料理に挑戦したところ、近所のスーパーで買った小さい中国産のウナギが、サイッコーにおいしい2人分のウナギごはんに化けました。
【うなぎを使った混ぜご飯は佳代子さんのレシピ】
第3巻の23話に登場した「ウナギと高菜と卵の混ぜご飯」は、シロさんの料理仲間・佳代子さんのレシピ。
混ぜご飯にすれば、少ないウナギでも美味しく作れちゃうという主婦のアイディアから生まれました。ただの混ぜご飯ではなく、高菜や炒り卵が加わる、ちょっと変わったレシピです
「ウナギと高菜と炒り卵って合うのかな?」と思いつつ、シロさんと佳代子さんを信じてレッツクッキングです!
【びっくりするくらい簡単にできました!】
今回は2人分で作りました。漫画では炊飯器で作りますが、私は持っていないので、ややアレンジしています。
まずは中国産うなぎ(ハーフサイズ)を、ひとくちサイズくらいにカット。
油たっぷりの炒り卵を作ります。
ほかほかの炊きたてご飯(1.5合)に、うなぎのタレ、高菜、炒り卵、ごま、山椒、カットしたうなぎを混ぜます。本来は炊飯器で行いますが、持っていないので大皿で混ぜました。
そして10分蒸らします。ここも炊飯器がないので、ふわっとラップしてレンジでチン!
ジャーン! 完成です!
ウナギ、少なすぎないかな?と思っていたのですが、いざ食べてみると……めっちゃウナギの美味しさ感じるぅー!
油多めの炒り卵がウナギの旨味を格上げしつつ、高菜の塩気が、全体の味を引き締めてくれています。さらにウナギのタレと山椒が他の具材と米にばっちり染み渡っているので、どこを食べてもウナギを感じます。
またウナギは、ほんの少しでも味が濃くて存在感が強いので、混ぜたところで薄れることはないのだと知りました。意外と少量で成立するのはウナギのおかげですね★
シロさん、佳代子さん、そして作者のよしながふみさん、これ大発明でした。また作ります!
詳しいレシピは第3巻の23話をチェック。ドラマに登場した桃の話も登場するので合わせて楽しんでくださいね★
参考書籍:きのう何食べた?
執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch