これから寒くなると、ニットが恋しくなる季節。今回は思わず「これってどうなってるの!?」と叫ばずにはいられない、トリックアートのような編み物作品ををご紹介します。
作っているのは、イギリスを拠点に活動する写真家ジョセフ・フォード(Joseph Ford)さんとニットアーティストのニーナ・ドッド(Nina Dodd)さんというふたり。ニーナさんが服や小物をニットで編み、それをジョセフさんが撮影しているんです。
“編み物のプロ”なんてレベルを超えて、“編み物の魔術師”ともいうべき超絶作品の数々、皆さんもぜひともご覧あれ!
【バスの座席柄のセーターにビックリ】
まずは、男性がバスの座席の背もたれから顔だけひょっこりと出している画像。……かと思いきや、違う違う。これ、男性が着ているセーターがバスの座席とまったく同じデザインになってるーーー!
セーターと座席が同化して、男性の顔だけ浮いて見えるだけでした。水玉の模様まで完全再現していて、スゴいのひとことです。
【タイルと同じ模様のカーディガン】
続いては、建物のタイルを真似たカーディガン。これもタイルの柄、色とほぼ一致していて再現度の高さに驚かされますね。
【自然の景色にまで同化させちゃう!】
このようにどの作品も驚くべきクオリティなのですが、さらに恐ろしいのは自然の風景にまで同化させちゃうところ!
川や壁の色と毛糸の色が同じすぎて、もはやモデルの胴体が透明人間のように見えちゃう……!! 毛糸で編んだセーターだとわかっていても、目の錯覚にとらわれて脳が「???」とバグってしまいますね。
【作品が一冊の写真集に!】
なぜここまで背景とそっくりに再現できるのか、まったくもって不思議! ジョセフさんのホームページによると、「フォトショップで画像を加工しているのではないかと思われることもあるけれど、すべて緻密に作られたハンドメイドアイテム」とのことです。
このたび、これらの画像を一冊に収めた写真集「インビジブル・ジャンパーズ(Invisible Jumpers)」が出版されることに。日本でもamazonで入手可能なようで、現在予約受付中となっています。
興味を持った方は、まずはジョセフさんやニーナさんのインスタグラムで作品をチェックしてみてはいかが?
参照元:Instagram @ninadoddknits、Instagram @josephfordphotography、Joseph Ford.、ninadoddknits.com
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼なぜこんなに背景と似た色の糸を見つけられるの……!?
▼ニーナさんの作品が一冊の写真集に!