最近の少女まんが誌の付録がスゴいという話題はこれまでに何度もお伝えしてきましたが、2019年11月2日発売の『ちゃお』12月号は「少女まんが史上、最高に豪華」と言っても過言ではないかもしれません。
だってね、付録が「腕時計」なんですよ。……もうワケがわからない。せやかて工藤、腕時計って実は紙製のおもちゃとかやろ? ……え、メタリック素材!? ええぇ、本格的すぎない……?
というわけで、実物が気になりすぎたため、このたび見本誌と付録を送っていただくことに。ちょうど我が家には『ちゃお』世代である小4(10歳)の娘もいるので、彼女にも率直な感想を聞いてみることにしました。
【少女まんが誌の付録とは思えぬ高級感!】
まずは実物を手にした私(41歳)の感想ですが、「これが付録だなんて、やっぱり豪華!」のひとこと。大人がつけるとしたらメタリックの輝き具合がちょっと安っぽいですが、小学生の女の子がつけるにはじゅうぶん!
変に子どもっぽくなく、大人用の腕時計にありそうなデザインなところにグッと来ます。それとともに年ごろの女の子らしい可愛さもあって、付録としてはかなりクオリティ高く感じました。
しかし、娘の感想はというと……?
【小4女子の気に入った点・気に入らなかった点】
娘に見せたところ、「可愛いけど、ちょっと私の趣味じゃないところもあるかな」とのコメントが。
まず、いちばん気に入ったのは「チェーンがハートの形になっていてオシャレ」な点。本物のブレスレットのようで、大人っぽい気分を味わえるということのようです。
反対に、好みじゃないと感じたのは文字盤部分だそう。文字盤の中央には『メロと恋の魔法』という漫画のキャラクター・メロがシルエットで描かれているのですが、娘はそこまでメロが好きではなく思い入れがないとのこと。
そして、「文字盤の印刷がちょっと安っぽい感じがする」という感想も。子どもながら、けっこうしっかりと見てるわ~!
【アナログ腕時計は女の子の憧れアイテム】
ただし、上記はあくまでも娘の好みによる部分も大きいので、子どもによって感想もまた異なるはず。ですが、「腕時計は今どきの女の子にとって魅力的なアイテムである」ということには間違いはないかと思います。
スマホやタブレットに慣れているデジタル世代の子どもたちにとって、「アナログの腕時計」は果たして惹かれるアイテムなのか?
そう感じる人もいるかもしれませんが、小学生の女の子にとって腕時計は、アクセサリーのようでちょっと大人気分を味わえるもののよう。実際、私の娘もある日友達がつけていたのを見て欲しいと言い出し、今年の誕生日プレゼントは腕時計にしたほど。
『ちゃお』を発行している小学館では、ちゃんとそうした部分もリサーチして今回の付録を開発したというからさすがです。
【腕時計で恋もかなっちゃうかも!?】
ほかにも、盤面がダイヤモンドカットになっていたり、留め具も大人用と同じ作りになっていたりと、細部までこだわりが感じられる「恋がかなう♡マジカルブレスレットウォッチ」。本紙と併せて税込620円はオトクすぎるんじゃないでしょうか。
ちなみにこの腕時計ですが、モチーフにした漫画にあやかって“おまじない的な使い方”も紹介されています。
ああ、こういうおまじないって私たちが子どものころも人気だったなぁ……。時代は変わり、付録は豪華になっても、こういうところは今も昔も変わらないんだなってちょっとホッとしたり。そして娘がこのページを一生懸命読んでいたのを見て、なんだか微笑ましくなってしまったのでした。
参考リンク:ちゃおランド
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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