色見本の「パントン(PANTONE)」社が、毎年恒例となった「カラー・オブ・ザ・イヤー(Color of the Year)」を発表しました。
来年2020年のテーマカラーは「クラシック・ブルー(Classic Blue / PANTONE 19-4052)」。
暗くなりかけた “夕暮れ時の空” を連想させるブルーで、落ち着き・信頼・つながりをもたらす安心感を表現しているそうですよ。
【海の底の色にも似てますね~】
慎重な考察とトレンド分析をもとに選ばれる「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、これまで様々な分野の商品開発に影響を与えてきました。
2020年のテーマカラー「クラシック・ブルー」はシックでエレガントな印象。海の底の色にも似ていて、見ていると “深く潜っていく” ような感覚を覚えます。
洋服などファッションはもちろん、インテリアにしてもしっくりきそうな「クラシック・ブルー」は
・人間の精神に穏やかで安定した感覚をもたらす
・穏やかな人間関係の構築
・集中力を高めて明晰さをもたらす
といった面で役立つようなので、お家はもちろん職場のインテリアなどに取り入れるといいかもしれません。
【歴代「カラー・オブ・ザ・イヤー」をチェックしてみると…】
「パントン」日本版公式サイトでは、歴代の「カラー・オブ・ザ・イヤー」を2011年までさかのぼれます。また公式インスタグラムでは、2000年までさかのぼれるので、あわせてチェックしてみては?
ちなみに、2019年は、サンゴのようにぱあっと明るいピンク色の「リビングコーラル」。楽観的かつ包容力のあるカラーで、気持ちが華やぎます。
こうした “暖色系” はここ10年であまり選ばれておらず、ほかには2012年の「タンジェリン・タンゴ」と、2011年の「ハニー・サックル」くらい。
「タンジェリン・タンゴ」は赤みがかったオレンジ色で、勇気と活力を与えてくれる、パワーあふれるカラー。
いっぽう「ハニー・サックル」は赤みがかったピンク色で、自信や高揚感を与えてくれます。
【あなたは暖色系と寒色系、どちらがお好み?】
こうした暖色系は、2020年「クラシック・ブルー」の寒色系カラーとは真逆な印象ですが、どちらにも良さがあって魅力的!
約20年分のテーマカラーをチェックしつつ、それぞれどんな年だったのか、振り返ってみるのもいいかもしれません。
参照元:PANTONE、Instagram @pantone
執筆:田端あんじ (c)Pouch