思いっきり笑える映画がみたい！ オススメのコメディ映画3選

【映画ライター斎藤香が選ぶ、Amazonプライムで観られるオススメの爆笑映画】

おうち生活が続く中、モヤモヤしたときにテンションをグっとあげてくれるのがコメディ映画。やっぱり笑うことってて気持ちがいいですからね！

そこで、みなさんを元気にしてくれるコメディ映画を3作品選びました！

1. 国際結婚って超大変！『最高の花婿』

フランスの裕福なヴェルヌイユ家には4人の娘がいました。ところが、長女はアラブ人、次女はユダヤ人、三女は中国人と結婚し、生活習慣や価値観の違いに疲れた両親は願います「末娘だけはフランス人と結婚してほしい！」と。しかし、末娘が結婚相手として連れてきたのは、コートジボワール人だったのです！

「肉を食べるか食べないか」など、生活習慣や宗教の違いをコミカルに描いているのでわかりやすくかつ楽しい！　何より両親のキャラが最高！　国際結婚にブーブー文句言いながらも、悪戦苦闘しながら娘たちの夫を理解しようと努力する姿が微笑ましくて心はほっこり。生まれ育った国が違えば「なんで？」と理解できないこともあるけど、人と人とが出会って、恋人や友達になるのは「その人自身の魅力」なのだということを笑いたっぷりに描いた家族映画です。

『最高の花婿』
監督：フィリップ・ドゥ・ショーブロン
出演：クリスチャン・クラヴィエ、シャンタル・ロビー、メディ・サドゥン、アリ・アビタン、フレデリック・チョウ

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2. ハプニングの連続に笑いが止まらん！『ボン・ボヤージュ～家族旅行は大暴走～』

最新システム搭載の新車でバカンスに旅立ったコックス一家。ところが走り始めてすぐにブレーキが故障し160キロの爆走状態に……。ブレーキのきかない車、向かう先は大渋滞、さあどうする！　というフランスのドタバタコメディ。

とにかく止まらない車の中で起こる家族ケンカ、暴走車に車を壊されたＢＭＷ男の復讐の猛追、いちいち余計なことをして問題を起こすコックス一家のおじいちゃんなど、次から次へと起こるトラブルの嵐に、てんやわんやの車中がおもしろ過ぎる！　車ごと渋滞に突っ込んだら家族全滅になっちゃうのに、ポンコツ家族がこの事態を回避できるのか。スピード感もあるのでハラハラドキドキもできるし、すっごくくだらないけど、すっごく笑えてスッキリできるＢ級コメディの傑作です。

『ボン・ボヤージュ～家族旅行は大暴走～』
監督・ニコラ・ブナム
出演：ジョゼ・ガルシア、カロリーヌ・ヴィニョ、アンドレ・デュソリエほか

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3. 三池崇史監督が名作漫画を昭和歌謡ミュージカルに『愛と誠』

幼少期に自分を助けてくれた誠（妻夫木聡）と再会した愛（武井咲）。でも誠はワケあって不良少年になっていました。そんな彼を救いたいと、愛は誠が通う荒れ果てた高校へ転入。愛の力で更生させようとしますが……。原作は濃厚な不良の青春物語ですが、三池監督が大胆にも昭和歌謡ミュージカルに。ドラマ「花より男子」の脚本家・宅間孝行の大袈裟なセリフも抜群の効果を発揮しています。

勘違いの天然女子・愛を演じる武井咲が最高に可愛くて面白い。誠がケンカすると「私のために争わないで」とズレた思いをつぶやく姿。斎藤工演じる岩清水は、そんな愛にイジョーな思いを抱き「君のためなら死ねる」と、これまたうっとおしい愛情過多な男。さらに教室で愛に向かって「空に太陽がある限り」を熱唱する姿に大爆笑。誠をふてぶてしく演じきった妻夫木聡、スケバンのガムコの安藤サクラ、超老けた高校生を演じる伊原剛志も歌って踊ってケンカして大暴れ。振り切った演出＆演技が見事に調和した怪作です。

『愛と誠』
監督：三池崇史
出演：妻夫木聡、武井咲、斎藤工、安藤サクラ、伊原剛志、大野いとほか

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とにかく頭を空っぽにして楽しめる作品をピックアップしました。不安やモヤモヤを吹き飛ばしてくれるコメディ映画から元気をもらいましょう！

執筆＝斎藤 香 (c)Pouch