今年はコンビニスイーツでわらび餅を使った新商品がたくさん発売されたりと、にわかに「わらび餅ブーム」の気配が漂っています。
そんな中、おやつの通販サイト「snaq.me(スナックミー)」が、“ホンモノのわらび餅”をお家で簡単に作れるキットを販売しているのを発見。
「ホンモノのわらび餅って一体どういうこと?普通のわらび餅とどう違うの?」とドキドキわくわくしながら実際に作ってみましたよ!
【そもそも「ホンモノ」のわらび餅とは?】
わらび餅の原料である「本わらび粉」は、わらびの根からとれるデンプンを乾燥させて粉状にしたもの。
ところが、スナックミーの説明によると市販のわらび餅のほとんどは「本わらび粉」の比重がとても少なく、加工デンプンからできたものが大半なんだそう。
その理由は、「本わらび粉」の値段がとても高いこと、そして「本わらび粉」から作ったわらび餅は賞味期限がわずか2時間(!)とかなり短いからだそう。そのために、ごく一部の和菓子店でしか取り扱われていないんだそうです。
【意外と簡単そう!】
でも「ホンモノのわらび餅手作りキット」を使えば、自分で「本わらび粉」を使ったわらび餅を作れるみたい。
材料をチェックしてみると本わらび粉と米飴、トッピングのきな粉と黒蜜の4つがセットになっています。
自分で用意するのはお鍋と水、ゴムベラのみ。お家にあるものだけですぐに作れるので、和菓子作りをやったことがない私でもチャレンジしやすそうで安心しました。
ではさっそく、「ホンモノのわらび餅」を作ってみたいと思います!
【クッキングスタート!】
まずは「本わらび粉」を鍋にかけて、水を少しずつ加えながらゆっくり溶かしていきます。そしてあたためた米飴を加えて、ツヤっとした餅状になるまで練っていきます。
火を止めてからも2~3分練るのですが、まるでお餅のような弾力にびっくり! 練るだけでもかなり手が疲れます。
見慣れたわらび餅と色が違うので驚きますが、「本わらび餅」は市販のわらび餅と違って黒色に近い色になるんだそう。あとは平たいお皿にうつしてあら熱をとれば完成!
手順だけみると拍子抜けするほど簡単だったのですが、なにしろわらび餅を作るのは初めてなので果たしてこれで合っているのかどうか……冷めるのを待つ間、今さらながら不安になってきました。
【果たしてお味は……】
あら熱がとれたら、カットして小皿にうつします。もちっとした粘り気が強くて、切るのもちょっと大変でした!
その上からきな粉と黒蜜をかけたら、完成〜! ここで一気に和菓子らしいヴィジュアルになったので一安心。テンションも上がります。
抹茶と一緒にいただいてみると……とっても美味しい!
本わらび餅自体の甘さはかなり控えめながら、ほんのりと風味が香るような上品なお味。それにきな粉と黒蜜の甘さがからまって最高です。
これまでに食べてきた市販のわらび餅と比べても、上品で繊細な風味が感じられます。自分で作ったとは思えないぐらいの本格的なお味に大大大満足のひとときでした。
【お家で本格的な和菓子が楽しめます!】
お店ではほとんど食べる機会のないお味を自分で作れて、しかもすごく美味しくて、お家に居ながらにして貴重な体験ができたように感じます。
お値段は1980円(税込み)。残念ながら今は売り切れになっているようですが、おうちのおやつ時間を充実させたい方、特にわらび餅好きの方はお取り寄せする価値ありだと思うので、ぜひチェックしてみて下さい!
参考リンク:スナックミー、note
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch