新型コロナの影響による “外出自粛” 。
あるアンケートによれば、自粛期間のリラックス法として、多くの人が「ラジオ体操」や「部屋の掃除」といった “ルーティンワーク” を挙げたのだそう。
カラオケのような本能的なストレスを発散よりも、こういった秩序型の行動を求める割合が増えたようなんです。
【不安があるときこそ「いつもどおり」を求める!?】
参考にしたのは、リラクゼーションドリンクブランド「CHILL OUT」と⼀般社団法⼈ストレスオフ・アライアンスによる全国の20~69歳の男女10万人を対象とした「ストレス・リラクゼーションに関する調査」。
その中の「リラックス方法」に注目してみると……。
2019年の調査と⽐較して、選んだ⼈の割合が最も増加したのは「ラジオ体操をする」。特に50~60代で人気が高かったといいます。
続いて多かったのは「部屋の掃除をする」。30~50代で1位を獲得したほか、別の年代でも上位に選ばれていたそうです。
不安があるときこそ、いつもどおりの “ルーティンワーク” がこなせることが安心につながるのかも。
変わらない日常や平常心を求めるとき、人は秩序型の行動を選ぶのかもしれません。
【衛生やエチケットを気にする人も増加】
そのほかには「ゲーム」「漫画を読む」「料理をする」が上位にランクイン。
また「手を洗う」「シャワーを浴びる」も10位以内に入っており、衛生面を気にする人も多かったよう。この点は、コロナ禍ならではの結果といえそうです。
【男女別の結果も面白いっ!】
男女別の「リラックス方法」にも、注目しておきたいところ。
男性でもっとも増えた割合が高かったのは「部屋の掃除をする」だったのに対して、女性の1位は「ゲーム」。特に女性は昨年比5.61倍と、ゲームに癒やしを求める割合が一気に増えた感があります。
いっぽう男性は、「ゲーム」よりも「漫画を読む」割合が増えたよう。娯楽のチョイスが男女で異なっているのが、非常に興味深いです。
【男性が女性に近づいている?】
もうひとつ明らかになったのは、男性のリラックス方法の傾向が、女性に近づいている点!
例年では “女性が選ぶリラックス方法” として人気がある「人としゃべる」「子どもと遊ぶ」「ヘアサロン」「甘いものを食べる」が、2020年度は男性でも増加していたそう。
ここ数年で価値観が大きく変化していることも影響しているかもしれませんが、女性としては、どの選択肢にも共感を覚えます。
来年、再来年はどう変化していくのかも、気になるところですね〜!
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch