YouTubeに投稿されていたのは、廃墟と化した映画館で、ひとり静かにピアノを弾く男性の姿。
男性の周りには野生のサルたちがたくさんいて、美しい音色に耳を傾けています。
サルたちは自由に動き回っており、急接近してくることもあるのですが、男性はまったく動じることなく演奏を続けるのです……!
【サルたちが積極的すぎる】
ピアノを弾いているのは、ゾウのためにピアノを弾く演奏家としても活躍するタイ在住のアーティスト、ポール・バートン(Paul Barton)さんです。
サルたちは人慣れしているのか、人間を怖がる気配は全くありません。
それどころか、ポールさんとピアノに興味津々! グイグイ近づいてきて、ピアノに乗ったり接触してきたりと、かなり積極的なんです。
手前で音色にじぃっと耳を傾けるようにポールさんを見上げている親子の後ろ姿も!
【全く動じてなくてスゴイ(笑)】
いきなり野生のサルが近くにやってきたらビックリしそうなものですが、ポールさんは全く動じず、サルたちの好きなようにさせています。
それどころか、ボスザルらしきサルと「どうも~」と挨拶まで交わしていて、お互いめちゃくちゃフレンドリー!
わらわらと群がるサルたちと、何事もなかったかのようにピアノを弾くポールさん……この状況、なかなかシュールで見ようによってはジワジワ来るかも……。
けれど、不思議と癒やされるんですよねぇ。
【サルたちが占拠→廃墟になったらしい】
ポールさんによると、もともとこの映画館は、ある女性が故郷のためにと長年の夢を叶えて作った施設だったのだそう。
ところがちょうどすぐ隣に野生のサルが棲みつく “モンキーテンプル” と呼ばれる寺院があり、そこから移り住んできたサルたちに占拠されてしまった結果、廃墟になったんですって。
映画館で撮影された「サル×ピアノ演奏」動画には、ポールさんの5歳の娘・エミリー(Emilie)ちゃんによる解説版もあります。
約10分とやや長めですが、かわいらしいナレーションと癒やしの光景によって、あっという間に時間が過ぎ去ってしまうので、ぜひご覧になってみてください。
参照元:YouTube[1][2]
執筆:田端あんじ (c)Pouch