デジタルコンテンツが一般化した昨今、タブレットで本を読むことは珍しくありません。
若い世代ほどデジタルになじみが深いので、さぞや電子書籍派が多いと思いきや……そうでもないことが判明!
LINEリサーチが高校生に行った調査によれば、紙の書籍で本を読んでいる割合のほうが、多かったんです。
【読書している割合も多い!】
日本全国の高校1年生~3年生の男女1045名を対象に行った今回の調査。
そのうち、「ふだん読書をする」と回答したのは全体の約8割。男女別でみると、女子は85%、男子は73%と、いずれも半数以上を占めています。
【紙の本の支持率の高さよ…】
かつては「若者の活字離れ」が叫ばれていたので、読書している人の多さに驚かされるいっぽう、もうひとつビックリしたのは「紙の書籍の支持率の高さ」。
「どのように読んでいるか」という問いに対し、なんと8割以上が「本屋などのお店で買う」と回答。
2位以下も「図書館・図書室で借りる」「古本屋 / リサイクルショップで買う」「家族・友だちから借りる」で、「電子書籍を買う」人は約1割程度しかいなかったんです。
私も紙の書籍のほうが好きなので、この結果は地味に嬉しいっ。
【『キミスイ』人気にビックリ】
ちなみに……「ふだん読んでいる本のジャンル」でダントツ人気なのは、男女ともに「小説・ライトノベル」。
また本屋大賞を受賞した作品の中で1番人気は、「キミスイ」こと『君の膵臓を食べたい』(住野よる著 / 双葉社)。
なんと47.6%が「読んだことがある」と回答していて、2位の『羊と鋼の森』の12.9%に4倍近い差をつけていて人気のほどが伺える~っ!
映像化・漫画化もされた話題作なので、納得の結果ともいえましょう。
【本好きは案外多い…のかも!】
巷では「若者の本離れ」なんて声も聞かれますが、今回の調査を見るに「実際はそんなことはないのかも……」と思えてきます。
本は、心地よい居場所であり、世界を広げてくれる素敵なツール。
若いうちにたくさん、素晴らしい作品に出会ってほしいものです♪
参照元:リサーチノート powered by LINE
執筆:田端あんじ (c)Pouch