東京・お台場「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス(以下、ボーダレス)」に “春の景色” が登場。
今や名物となった「ランプの森」が桜色に輝きます。
そのほかにも、春の野山を歩いたり、花が咲き誇り散っていく様子を大画面で体験できたりと、春を感じられる展示が盛りだくさんなんです!
【桜色のランプが幻想的…!】
ボーダレスは、境界のない世界が季節とともに移ろっていく様を体験できる「地図のないミュージアム」。
3~4月にかけて登場する空間「呼応するランプの森 – ワンストローク、桜」では、桜色に染まった「ランプの森」を体験できます。
ランプの灯りは人の動きに反応するようで、ランプの近くで立ち止まると、最も近いランプが強く輝いて音色を響かせるそう。
その後、光は他のランプへと伝播していき、元の場所へと戻ってくるんですって。
ランプの輝きの強弱で生まれる、異なる色彩のグラデーション。桜が持つ繊細な色合いをしっかりと再現していて、つい見入ってしまいます。
日本には近代以前から「かさねのいろめ(表の色と裏の色の組み合わせ)」という配色の仕方がありますが、ランプで再現した桜の表情は、まさしくコレ!
1歩足を踏み入れるだけで、幻想的なお花見体験ができそうです。
【「野山」バージョンも美しい~~】
同時期に登場する「呼応するランプの森 – ワンストローク、春の野山」では、ランプの色で “春の野山” を再現。
春の「かさねのいろめ」とされる、山吹(やまぶき)、裏山吹(うらやまぶき)、青山吹(あおやまぶき)、花山吹(はなやまぶき)、桃(もも)の5色がランプを彩ります。
時間がすぎるごと、ランプの色が増えていく表現も見事。春の花々が次々芽吹いていくようで、圧倒されるんです。
【咲き誇っては散っていく「巨大な花」も登場】
花が持つ生命力と儚さを感じられそうなのが「増殖する無量の生命 – A Whole Year per Year」。
3~4月にかけては「菜の花」、4月は「牡丹」を見ることができます。巨大な花が、10万本まで増殖して一斉に散り朽ちていく様子を、大画面で体験できます。
こちらの作品は、増殖しすぎたり、人に触れられたりしたら、散ってしまうという儚い作品。
さらには、他作品へ影響を与え、また与えられることもあるらしく、非常に神秘的な展示です。
なお、作品はコンピュータプログラムによってリアルタイムで描かれ続けており、あらかじめ記録された映像を再生しているわけではないのだとか……
その時々で表情が変化するので、何度で見ても新しい発見を楽しめそうですよねぇ。
そのほかにも、春を感じられる展示でいっぱい♪ ひと足先に春を体験しに、出かけてみてはいかがでしょうか。
参照元:チームラボボーダレス お台場 公式ウェブサイト、YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch