美しく咲き誇るバラ、アネモネ、ダリア、カーネーション……きれいだなあ〜と思いきや、これらすべて、砂糖やガムペーストで作られているお菓子の花なんです!!
手がけているのは、オーストラリア・メルボルン在住のシュガーフローリスト、ミシェル(Michelle Nguyen)さん。
花びらの1枚1枚がとっても繊細で、本物のお花にしか見えないよおおお!
【どこから見ても「花」でしかない】
シュガーフローリストとしてアワードを受賞したことのある実力派アーティスト・ミシェルさんの作品は、フェイスブックやインスタグラムから鑑賞できます。
とはいえ、何も知らない人が見たら、お花の写真を載せるアカウントだと思うかも!?
花びらの色、形、質感に至るまで、すべてが本物そっくりで、これらがすべて砂糖菓子だとは言われるまで全くわからないんです。
【作業工程を知っただけでギブアップです】
お花自体はガムペーストで作られており、むろん、本物ではありません。
ガムペーストの他に用いる材料は、ワイヤー、食用のり、型、寒天など。
ミシェルさんのYouTubeチャンネルではチュートリアル動画も公開しているのですが、こまかな作業の連続で、観ているだけで気が遠くなってしまう……!
たとえばカーネーションを作る場合、
1. ガムペーストをこねて平たく伸ばし、花びらを1枚ずつ型抜き
2. 1枚ずつ形を整えてゆく
3. ワイヤーと発泡スチロールのボールで作った芯に、1枚ずつくっつけてゆく
という工程をくり返すそう。あまりに地道な作業に、私だったら間違いなく途中でへこたれてしまう……。
またお花の種類によっては、おしべやめしべから制作(!)していて、いかに根気のいる作業なのかがわかります。
ミシェルさんは、ソロのシュガーフローリストとして活動を始めてから、2021年で7年目なのだそう。
日々の鍛錬の結晶ともいうべき素晴らしい作品の数々を、ぜひご覧になってみてください♪
参照元:facebook、Instagram @michellessweetblossom、YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch