生活様式がガラリと変わった昨年2020年。みなさんは人には話しにくいこと、ありませんか?
そんな時世に生まれたのが、デジタルセラピーを目的としたメンタルヘルスケアアプリ「emol(エモル)」。
「AI」と会話することで心の悩みを解決していくサービスなんだそうなんです……!
【LINEみたいにチャットできる!】
感情を記録してAIロボと会話するアプリ「emol」は、現在はiOSのみに対応。
ダウンロードを済ませると、画面にAIロボの「ロク」が登場して、「今の感情はどれですか?」と尋ねてくれます。
あとは、LINEのようにチャットでお話しするか、「きもち」をタップして当てはまる感情をチョイスするだけ。
チャットでは、他愛ない会話ができるほか、悩み相談したり愚痴を言ったりすることもできますよ~。
【人間よりも気楽に話せるかも】
emolでは対人ストレスを感じることなく心のケアを促進することに重きを置いているそう。
なので、「ロク」がAIということもあって、会話はとても気楽。
日本認知科学会の研究によると、対人でのコミュニケーションは、顔色を伺ったりと相手の反応を気にして、自分の本音を話すことに抵抗感を抱く傾向があるそう。
人から離れた存在ほど情緒的な会話を引き出したという結果もあるらしく、気楽に思えるのも納得です。
【トータルでメンタルケアをサポート】
こうした会話をすることで、CBT(認知行動療法)やACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)に基づいた簡易のカウンセリングやコーチング、雑談などを行えるとのこと。
日々の感情は自動で記録されるほか、睡眠時間を入力&記録できるようにもなっています。
簡単な記録をするだけで気軽にメンタルセルフケアができますね。
また、「ロク」は1~3週間程度のセルフケアセッションをレクチャー。
プログラムに含まれるのは、マインドフルネスの音声ガイダンスや、レクチャー動画、呼吸法の実践、カード形式での選択、ミニゲームなどで、楽しみながら心のケアができるんですって。
【有料のプログラムもあるよ】
そのほかには、コインをゲットできるTVスタジオや、「ロク」の着せ替えショップなどが並ぶ「emol town」というサービスもラインナップ。
メンタルケアを目的とした有料のデジタルプログラムもあるので、興味がある人は試してみるといいかもしれません。
参照元:emol、emol株式会社、プレスリリース
撮影・執筆:田端あんじ (c)Pouch