現在、ファッション界でも盛り上がりを見せているサステナブルな取り組み。またひとつ、ユニークなアイテムが生まれました。
それは……果物や植物を素材にしているというスニーカー!
ラインナップはアップル、グレープ、パイナップル、トウモロコシ、サボテンの5種類。
どうやって作られているのか、耐久性はどうなのかなど、これはいろいろと気になります……!!
【果物の廃棄物がなんとスニーカーに…!】
フランス・パリのクリエイターグループ「MoEa」が開発した「モイア・ビオ・スニーカー(MoEa bio-sneakers)」。
グレープはイタリアのワインの廃棄物から、アップルはイタリアのジュースの廃棄物から、トウモロコシは非食用のものから……と、リサイクル素材で作られているのが特徴です。
各果物の廃棄物は、オーガニックコットンやバイオPU、再生プラスチックなどとブレンドされてスニーカーへと生まれ変わるそう。
種類によって異なりますが、平均すると1足のスニーカーのうち49%が果物や植物由来となっているのだとか!
見た感じ、生地はどれもレザーのようにつややかで、とても果物や植物からできているだなんて思えない……!
【すぐへたりそう? いえいえ、意外と丈夫です】
とはいえ、実際の耐久性はどうなのか気になりますよね。
1年以上かけてテストをおこなったところ、革と同程度に頑丈で耐久性があるという結果になったそうです。
しかも、革よりもCO2の排出が89%も少ないというからうれしい限り。
使用後は、履き古したスニーカーは箱に入れて送り返すと、細かくされて新しいスニーカーのソール部分へと生まれ変わるそうです。返品の送料は無料で、返品と引き換えに10%の割引コードがもらえます。
【日本へも届けてもらえるよ!】
スニーカーのカラーは、アップルは赤、パイナップルは黄色、サボテンは緑、グレープは黒……とそれぞれの素材に合わせたカラーを使った各2色展開。
さらに、5種類すべての素材を使い、全カラーが取り入れられたスペシャルバージョンもありますよ!
こちら、クラウドファンディングサイト「KICKSTARTER」で展開中のプロジェクトですが、すでに目標予定額を大きくクリアするほどの注目を集めています。
価格は1足94ドル(約1万400円)から。2021年8月2日19時まで支援を受付中です。日本にも発送可能ですので、興味を持った方は今からでもプロジェクトの支援に申し込んでみてはいかが?
参照元:KICKSTARTER
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch