新しい生活様式が取り入れられてから、2回目の夏。
夏休み・お盆休みといえば「帰省」ですが……とあるアンケートによると、2020年同様、2021年も帰省する人は少なめのよう。
ただし、「子どもがいる家庭」に絞ってみると、昨年との違いが顕著に見えたんです!
【昨年よりやや増えました】
今回参考にしたのは、株式会社ネクストレベルが運営する縁結び大学が行った調査「お盆休み、夏休みの過ごし方」。
調査対象となった全国の18~49歳男女364人のうち、この夏「実家に帰省する」と回答した人は25.0%でした。
2020年の調査では18.8%だったので、比較すると6.2ポイントの増加しています。
会えなくなって2年目ということもあり、「今回こそは帰りたい」あるいは「帰らなければいけない理由がある」と考える人が増えていると推測できます。
【子どもがいる・いないで大きく変わる!?】
この結果だけ見ると、ほんの少~し増加したようにしか感じられません。
しかし、調査対象を「子どもがいる家庭」に絞ると、昨年との差が浮き彫りに!
2020年は「実家に帰省する」と回答した人わずか9%でしたが、今年は39.3%。
なんと30.3ポイントも増加していることがわかったんです……!
【子どもと祖父母の年齢を考えて「帰省」を選択】
「子どもがいる家庭」で「実家に帰省する」人に、その理由を聞いてみると、
「義理の両親に会えていないので、子どもを連れて会いに行きたいです」(神奈川県 39歳女性)
「昨年のお盆は帰省しなかったので、今年は岩手県の実家に帰ってお墓参りだけはしたいと思っています」(宮城県 45歳女性)
「子どもが生まれてはじめてのお盆なので、実家や祖母の家に顔を見せに行くつもりです」(埼玉県 31歳女性)
「体調を崩した親の様子が心配なので岐阜の実家に帰省します」(愛知県 39歳女性)
という答えが返ってきました。
目立っていたのは、
・祖父母に孫の顔を見せに行く
・お墓参りをする
・親の様子を見に行く
といった声。
子どもが成長すると、進学や部活などで帰省が難しくなるし、祖父母の年齢も考えなければいけない……。
そうして熟慮した結果、「帰省する」と判断する人が増えているのかもしれませんね。
とはいえ、感染拡大が収まらない中、帰省するのをためらう人も多め。ワクチンを打っているか否かでも、判断が分かれるようです。
そのほか、詳しい調査結果については参照サイトをご覧になってみてくださいね。
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch