まだまだいつ海外旅行に行けるかわからない日々。心の中で何度「海外行きたいよおぉ〜〜!」と叫んだことでしょう……!
そんな海外欲求不満な私の目に止まったのは、ロンドンバスでアフタヌーンティーを楽しめるバスツアー。なんと乗れるのは実際にロンドンを走っていたバスなんですって!
毎月1のつく日は「ステキなぼっちの日」。
ハリポタを愛し、イギリスへの憧れを抱き続けている私。英国の空気を感じに、いざ行かんー!
【東京駅から出発です】
今回参加したのは、東京の街を周遊する『ロンドンバスでミニ英国展』というバスツアー。約60分で大人1人4000円(税込)です。
集合時間15分前に東京駅前に停車しているバスまで直接向かいます。さすがは高さ4.3mあるというロンドンバス、丸ノ内側に出るとすぐに発見できました。
ロンドンバスといえば真っ赤なイメージがありますが、今回は水色にラッピングされていました。英国感は少し薄れる気がするものの、変わらず映える外観に参加者の方は各々バス前で記念撮影。
参加者の中には英国風なこだわりを感じるファッションの方もちらほら。若干の気後れと共にひとり緊張が高まってまいりました……!
【2階に上がると英国ムードむんむん! 】
バスには名前を呼ばれて1組ずつ乗車。階段を登り2階に入ると……め、めちゃくちゃいい匂いがする!!!
テーブルの上に並んだスコーンの香りに思わず息を深く吸い込んでしまいました。BGMのビートルズも歓迎してくれているかのようにノリノリで、一気に英国ムードを高めてくれます。
【年季の入った車内に想いを馳せる…】
座席は1シートに2名までですが、ぼっちは1名ずつの着席に。もしかして相席になったりするのかなと一抹の不安もあったのでホッとしました。
外から見るとビッグなロンドンバスですが、車内は狭め。前後のお客さんとの距離がかなり近いこともあり、ワイワイと楽しげな空気の中で出発までは少しソワソワしちゃいます。
しかし見渡すと1960年代にロンドンの街を走っていたという年季の入った車内のエモさに気づきます。ハリーやJ・K・ローリング大先生もこんな風景を知っているのかなと思うとアガる……!
【アフタヌーンティーもじっくり堪能】
時間になると、全員での「5.4.3.2.1しゅっぱーつ!」という掛け声と共にバスが出発。
紅茶は後ほど運ばれるそうなのですが、スコーンに口の水分を奪われそうだなと考えて待つことにしました。しかし目の前に置かれたスコーンの誘惑は強し……飲食の持ち込みOKなので、持参の飲み物と一緒に食べちゃうのもありだったかも。
出発から15分ほどで紅茶が到着。ストレートかミルクか選べるのですが、ミルクティーをチョイス。
今回のアフタヌーンティーティーは英国式にこだわったティーサロン「スリーティアーズ」とのコラボということで期待していたのですが、間違いなしの美味しさでした。
クロテッドクリームとジャムをドバッとつけて食べるスコーンは、外はサクッと&中はしっとりでもう最高‼︎ ミルクティーは茶葉の香りがしっかりしつつもスッキリした味わいで心が解けます。
一口食べ始めてからは、すっかりリラックスモードで過ごせましたよ〜!
【今だからこそ東京観光も感慨深い】
車内から眺める目線が高い景色は、2階建てならでは。
東京駅から東京タワーやレインボーブリッジ、歌舞伎座などの名所を巡るのですが、こんな観光気分久々だなぁと胸がいっぱいになりました。
このご時世、自分であちこち巡るのはなかなか難しいこともあるので、こうしてギュッとまとめて眺められるのって実はとっても尊いことかも。動きづらかった約1年半の分とこれから先しばらくの東京観光をできた気がします。
ちなみにスポット案内はないので、スコーンに夢中で見逃さぬように〜!
【五感が満たされるツアーでした】
食べて眺めてと楽しむうちに、あっという間に東京駅へ到着。正直「少ないのでは…⁉︎」と思ってしまったティーセットも、実際は時間ギリギリ食べ終わるくらいちょうどいい満足度でした。
英国の空気を感じながら非日常に浸れる60分。最後に車内に流れる『Let It Be』が沁みるよ〜。
『ロンドンバスでミニ英国展』は11月末まで土日祝限定で運行予定なので、気になった方はお早めにチェックしてみてくださいねー!
・ひとりロンドンバスアフタヌーンティーツアー
孤独度:★★★
快適度:★★★
非日常度:★★★★★
参考リンク:『ロンドンバスでミニ英国展』
撮影・執筆:にのうでプニ子
Photo:(c)Pouch