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【何これ】セーターなのに胸元に布がない!? 謎の流行服「スーパークロップドセーター」で1日過ごしてみた結果

2021年12月10日


ファッションの流行は、可愛いと同時に「よ〜く見ると謎」なアイテムやコーディネートに出会うことがあります。

Tシャツの上にブラしかり、ネルシャツを体に巻くビスチェ風しかり。

今、じわじわ人気が来ていると言われる「スーパークロップド丈のトップス」もそのひとつです。

初めてみると、これは何かの間違いか?と思ってしまうような斬新なデザイン。だって、長袖なのにお腹まわりの丈が短すぎて、胸元と脇が丸見えなんだもの!

【そもそもスーパークロップド丈とは】

「スーパークロップド丈」とは、ざっくり訳すと「丈が超短い」という意味。ヘソどころか胸元まで全開のトップスです。販売しているアイテムを見ると、長袖のパーカーやタートルネックニットの「スーパークロップド丈」が主流のよう。

こんなに全開で寒くないのか、見えてる部分はどうするのか、そもそも冬のアイテムなのか。あまりにもラビリンスなので実際に購入して着用し、1日過ごしてみました。

【スタイルアップ効果があるらしいので検証】

今回はH&Mで購入。やはり人気がある商品らしく、色によっては売り切れていました。

実際に手に取ると、これはなにかの間違いなのでは?と思えるくらい短い丈に衝撃を受けます。首元から胸元の生地の長さは約9cm、後ろは22cmと、あまりにも大胆な短さです。

このスーパークロップド丈、なんでもスタイルアップ効果があるらしいので、普通のニットと比べてみると……。

なるほど、ボディラインががっつり見えて着膨れ感とおさらばできる!……と喜びたいものの、自身のスタイルがおっぴろげにされる残酷さを持っていました。

スタイルアップ、それは夢のまた夢。

しかも、胸元が丸見えなので妙な恥ずかしさも……!

【タートルネック暖かさvs胸元の寒さ】

とにかく着心地をチェックすべく、1日仕事、会議、買い物をこの格好で過ごしてみることにしました。

すると、着ているうちにだんだん慣れてくるかと思いきや、私の体が今までに感じたことのない謎の温度差で混乱しはじめたのです。


首元と腕まわりはタートルネックニットでぽっかぽか。ところが胸元はスースーしてとにかく寒い。この暖かさと寒さがお互い交わるわけがなく、上半身でなぞの “寒暖かい現象” が起こり続けることに……。

こんな心地悪さ、初めて!! オシャレは我慢っていうけど、こういうことなの?

【まわりの人「サメに襲われた後のような服」】

こうしてなんとか1日過ごし、夜になって家族が帰宅。

どんな反応してくれるかなとワクワクしていましたが、「なんだか、サメに襲われて服が半分なくなった人みたいだね」と笑顔で言われて終わりました。(完)

参考リンク:H&M
撮影・執筆:百村モモ
Photo:(c)Pouch

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