落ちない口紅と言えば、以前Pouchでご紹介したケイトの「リップモンスター」(1540円)。
そしてもうひとつ落ちない口紅として有名なのがメイベリンの「SPステイマットインク」(1650円)です。
実際のところ、どちらの方が落ちにくいのか?
ということで今回は、舞台女優の厳しい目線でふたつの口紅の落ちにくさを意地悪にとことん検証してみました!
【チェック1:つけたて】
まずはそれぞれの口紅の発色や質感をチェック!
今回は「リップモンスター」は「08モーヴシャワー」を、「SPステイマットインク」は「175」を使います。
「リップモンスター」はツヤ感・透け感のあるタイプ。「SPステイマットインク」は発色のいいマットタイプで、この時点でかなりの違いを感じました。
唇に塗ってもこの質感の違いはハッキリ出たので、好みが分かれるところかもしれません。
【チェック2:ぬるま湯&石けん】
最初は水分への強さを検証するために、腕に塗ったリップを3分ほど置いてからぬるま湯をかけてこすってみました。
「SPステイマットインク」がちょっとにじんだものの、ふたつともびくともしなかったので石けんを投入!
「リップモンスター」は石けんでゴシゴシすると落ちるという結果に。石けんでも全く落ちる気配のない「SPステイマットインク」、かなりすごいのでは……!?
【チェック3:食事】
お次は飲食での落ちやすさをチェックします。
平等にするため、どちらも同じメニュー(パスタ)で検証。麺類は唇に触れやすいので落ちてしまうのではと思ったのですが……
「リップモンスター」は色とツヤがかなり落ちているものの、ラメはしっかり残っています。
「SPステイマットインク」はかなりハッキリ色が残ってる!と思ったものの、ヨレてダマみたいになっているのが気になります。
あとは、発色がいいだけに色が残っている部分と落ちた部分の差が激しいのがちょっとマイナスかもしれません。
色持ちがいいのは「SPステイマットインク」ですが、落ち方がキレイなのは「リップモンスター」です。
【チェック4:マスク】
そして気になるマスクへの色うつりは、どちらもほぼナシと言ってもいいぐらいの優秀さです!
ただし、マスクの下の唇には差がつきました。
2時間ほどマスクをつけてチェックしてみると、「リップモンスター」はほんの少〜しツヤが落ちた程度。
「SPステイマットインク」はバリバリに色が残っているのですが、食事のときと同じく、ヨレてダマになったように見えました。
ちなみに「SPステイマットインク」はこの後、お風呂に入る直前までほぼこのままの状態で色がちゃんと残るほど持続力がすごかったです。それだけにヨレが惜しい……!
【メイベリンはコツが必要!】
色落ちしなくても、落ち方がキレイじゃないのはちょっとな〜と思っていたのですが……コスメ大好きな私、ここで以前の経験を思い出しました。
ファンデなんかだと、メイクがヨレる=コスメが厚塗りになっていることが原因のひとつなんですよね。
ということは、リップも薄〜く塗ればヨレにくいのでは?
試しに「SPステイマットインク」は付属のチップで唇全体に塗るのをやめて、ごく少量を唇にのせてから指でポンポンと薄〜くのばしてみることにしました。
すると、食事してもヨレていません!
摩擦が多かったところは色落ちしていますが、厚塗りしたときに比べればかなりキレイな落ち方になりました。
ということで「SPステイマットインク」はチップで一気に塗るのではなく、ひと手間かけて指で薄〜く伸ばすように塗るのがオススメです♪
【結論:使い分ければ無敵♪】
というわけで、私の検証結果は
KATEリップモンスター
・ツヤ感&シアー発色
・落ち方がキレイ
・適当に塗ってもOK
メイベリン SPステイマットインク
・マットで高発色
・色は落ちにくいけどヨレがち
・塗り方にコツがいる
です!
人と近距離で会う&サクッとメイクをすませたいなら、シアーで落ち方がキレイな「リップモンスター」がイチオシ。
発色重視&薄〜くリップを塗るひと手間をかけられるなら、とにかく落ちにくい「SPステイマットインク」がオススメです。
それぞれのリップの性格を把握すれば、もう怖いものなし♡
どちらも「リップ塗ってもマスクに付くし、落ちちゃうからな〜」というお悩みを吹き飛ばしてくれる口紅なので、リップメイクを楽しみたいときはぜひ手に取ってみてくださいね♪
※条件やカラーで落ち方が変わる可能性があります。
※本文中の価格は全て税込みです。
参考リンク:KATE、メイベリン
執筆・撮影:五條なつき
Photo:(c)Pouch