日本には、病気、困窮、家庭内暴力など “個人での対処が難しい事態” に直面したとき利用できる各種支援制度があります。
しかしそのいっぽうで、担当する役所や部署がバラバラだったり、複雑な申請が必要だったりして、使いこなしにくいのも事実。
そんな社会背景を踏まえて誕生したのが「お悩みハンドブック 全国版」。質問に答えていくだけで、自分にあった公的支援を提示してくれるのです。その数はなんと228種類。
どれくらい使いやすいのか実際にチェックしてみました。
【あなたの悩みは?】
サイトにアクセスしたら、まずは何に悩んでいるか選択
・お金(借金の返済や収入の不安定さなど)
・仕事(職場のトラブルやスキルアップなど)
・こころや身体の不調
・不安、身の危険を感じる相手
・住まい(安定した住まいがない、家賃を安く抑えたい、など)
・身内の世話(育児、ひとり親、介護など)
今回は、誰もが1度は通らざるを得ないであろう「介護」について検索してみることにします。
【パパッと検索できるのが嬉しい】
その後、パートナーの有無や、自分自身が置かれている環境などの質問に答えていくと……8件の支援がヒット!
介護保険サービスの検索サイトや、住民限定で利用できる各自治体独自の支援など、どれも今後に役立ちそうです。
なにかしら悩みがあって、しかもその悩みが重い場合、誰かに相談しづらいもの。
視野も狭くなりがちなので、こんなふうにパパッと検索できるのはありがたや~!
【知っておいて損はない!】
行政サービスのデジタル変革を手がける株式会社グラファーがはじめた新サービス「お悩みハンドブック 全国版」。
様々な困難を経験してきた当事者であるメンバーと監修者のチームがタッグを組んで制作していることもあり、とってもわかりやすいんです。
サイトには、各支援についてわかりやすく示した記事や、身近な人と回答結果をシェアできる機能なども網羅。
今は特別な悩みがない、という人も、お守り代わりに知っておくといいかもしれません。
参照元:お悩みハンドブック 全国版、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch