現代において妊娠・出産は女性がするもの。でも……もしそうじゃなかったらどうなる!?
男性が妊娠するようになった世界を描いたNetflixシリーズ『ヒヤマケンタロウの妊娠』がついに全世界独占配信をスタートしました。
妊婦ならぬ “妊夫” を演じるのは斎藤工さんです。
配信に先がけて公開された本編映像には、 “男女の役割の固定観念の逆転” をコミカルに描いた、本作の象徴的なシーンが登場。こうした「あるある」を真逆の視点からとらえることで、見えてくる世界があるかも!
【あらすじ】
同名の人気コミックを実写化、2022年4月21日から配信がスタートする『ヒヤマケンタロウの妊娠』。
仕事をバリバリこなし、特定の恋人も作らず人生を謳歌していた桧山健太郎(斎藤さん)は、ある日「自分が妊娠している」ことを知り愕然。お相手の亜季(上野樹里さん)も、仕事優先で結婚や出産は二の次だったため戸惑いを隠せません。
やがてふたりは出産を決意しますが、社会から向けられる予想外の眼差し、妊娠によるキャリアの壁、妊娠した男性への偏見を身をもって体験することに……。果たしてどうなる!?
【「産むのオレなんだけど」】
本作は、男女逆転の世界をコミカルに描いた社会派コメディ。
4月18日には、桧山と亜季が神社で安産祈願を行う本編映像を解禁。神主とのやり取りでは、お腹が目立っている桧山を差し置いて「母子の健康」を願ったばかりか、授与品を渡すときにも桧山をスルー。あげくの果てに、
「お父さん…いや、お母さん…元気な赤ちゃんを!」
と声をかけており、桧山が「産むのオレなんだけど」「絶対わざとだ」とぼやく場面もありました。
【当事者にしか見えない世界がある】
このエピソードの根っこにあるのは妊娠・出産は女性がするものという “固定観念” 。
逆に「〜は男性がするもの」という固定観念に直面して、モヤモヤした経験がある人もいるのではないでしょうか。
桧山はこうした体験を何度もすることで、徐々に自身の先入観から解放され、物事を多角的に見られるようになっていきます。
“当事者” になったからこそ見えた世界を、桧山を通して体験できる点も、大きな見どころといえましょう。
【父との因縁めいた真実とは!?】
メイキング写真で垣間見れるキャスト&スタッフは、和気あいあいムード。
ジェンダーバイアスや無意識の偏見を通して多様性を描く作品だからこそ、丁寧にコミュニケーションをとりつつアイディアを出しあったことが伝わってきます。
桧山の両親を演じるリリー・フランキーさん&筒井真理子さんを交えたショットもあるのですが、父と桧山のあいだには “ある因縁めいた真実” が隠されているとのこと……。
物語の全貌が気になった方は、ぜひNetflixをチェックして!!!!!
参照元:Netflix、YouTube、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch