ここ数年にわたって人気を集めている羊毛フェルトでできた動物マスコット。既製品だけではなく、手づくりのものも、SNSやハンドメイドサイトなどでよく見かけます。
製作過程などを見ているととても楽しそうで、ぜひ私も挑戦してみたい! のですが、手先が不器用なのでややハードルが高い……(涙)。
そんなジレンマに苛まれていた矢先、思わず挑戦してみたくなるほど愛らしい “羊毛フェルト手作りキット” をフェリシモから送っていただきました!
【北の大地のもふもふたちが大集合♡】
それが、フェリシモの手づくりブランド「クチュリエ(Couturier)」で見つけた「羊毛フェルトで作る 愛らしく健気な北の小さなもふもふ動物の会」(月1セット 税込み2090円 ※特別価格)。
「シマエナガ」「キタキツネ」「エゾモモンガ」「エゾユキウサギ」「エゾフクロウ」「オコジョ」といった、北の大地に生きる小さな動物たちを再現した手作りキットです。
動物たちのデザインを手がけたのは羊毛フェルト動物作家の児玉彩さん。きゅるんとした瞳といい、もふもふの毛並みといい、リアルとファンタジーのさじ加減が絶妙~~~!
【「刺すだけ」ならできるかも!?】
キットに含まれるのは「羊毛フェルト各種」「わた(マスコットの芯)」「フェルティングマット」「ひとみパーツ」。
・必要な材料を網羅&届いたらすぐに作りはじめられる
・写真付きで初心者でもわかりやすい説明書付き
・1セットの製作時間の目安は約8時間
とのことで、説明書に沿って羊毛を専用針でサクサクと刺していくだけでマスコットが完成するみたい。
ちなみに、「専用針」はキットに含まれていませんので、別で用意する必要があります。
縫ったり編んだりするのではなく、ただ “刺す” だけ……これなら私にもできるかも!?
というわけで、意を決して挑戦してみます!
【こんな手順で作ります】
手元に届いたのは「エゾユキウサギ」の羊毛フェルト手作りキット。
まずは、説明書の指示どおりにわたと羊毛をカット。手持ちの定規でサイズを計りながら、パーツごとハサミで切り分けていきます。
下準備を済ませたら、
1. わたで体と頭の “芯” を作る
2. 体と頭をつなげる
3. 羊毛で覆いながら顔やボディを作り上げる
4. 羊毛で耳・足・しっぽをつける
という手順で製作。写真&図柄付きの説明書には、「針の刺し方」「小さなパーツ・平らなパーツの作り方」などフェルティングのポイントも収録されているため、初心者にも親切&わかりやす~い!
針を刺しては全体のバランスを見る、の繰り返しで試行錯誤すること8時間。なんとかそれらしいものが出来上がりました♪
【作業してわかったこと3つ】
その1:本当に “刺す” だけなのでカンタン!
わたで芯を作るときも、羊毛で顔やパーツを作るときも、刺して刺して刺しまくる! 刺せば刺すほど全体が固まっていき(不思議!)、表面がなめらかになって “フェルト化” していくのです。
ややこしいことは1つもなく、本当に刺すだけなので、不器用さんでもハードル低め。ただし根気は必要です。
その2:無心になれる
ひたすら針を差し込んでいく作業、何かに似ているな……と思っていたのですが、どこか瞑想を思わせるのかも!?
目の前のことに集中して心が “無” になるからか、リラックス効果がハンパな~い!
その3:細部には多少のセンスが必要かも
ウサギの目・鼻・口をはじめ、細部のパーツも羊毛で再現していくため、やはり絵心&手先の器用さはあるに越したことはないな〜と感じました。
残念ながら私にはどちらもなく、完成したマスコットは「かぎりなくウサギに近い生き物」という感じになってしまいましたが……でもやっぱり、自分の手から生まれたもふもふ。愛着は感じます♡
【とにかく楽しい! でも針には注意して】
羊毛フェルトに挑戦して感じたのは「上手・下手に関わらずただただ楽しい」ということ。
無心になってモノづくりする楽しさを味わったのは何年ぶりかな。そういった気持ちを取り戻せただけでも挑戦した甲斐があったように思います。
“好きこそものの上手なれ” とはよくいったものですが、挑戦すればするほど上手くなるでしょうし、なにか夢中になれるものを探している人・無心になりたい人にはぜひトライしてほしい~!
ちなみに、針を使用するときには十分注意が必要です。指を傷つけないようくれぐれもお気をつけて。
参照元:Couturier[羊毛フェルト キット] [グリップ付きフェルティング用ニードルと替え針5本セット]、プレスリリース
執筆・撮影:田端あんじ (c)Pouch