台湾旅行での楽しみのひとつが、食べ歩き! 特に屋台がずらっと並ぶ夜市を歩いていると、現地の熱気を感じてワクワクするんですよね。
このシリーズ記事では、台湾在住の筆者が夜市でぜひおすすめしたい屋台グルメを、最新の取材情報を元に詳しく紹介していきます。
今回は、素朴な甘さを楽しめる「地瓜球(さつまいもボール)」。今回は台北・臨江街観光夜市にある屋台「私奔彩虹地瓜球」で、色とりどりの地瓜球を食べてきました♪
【地瓜球ってどんな食べ物?】
地瓜球(ディーグアチウ)とは、ペースト状のさつまいもにタピオカ粉などを加えて小さなお団子にし、油で揚げたもの。日本語では「さつまいもボール」と翻訳されることが多いです。
穴の開いたおおきなお玉でぎゅぎゅっと押し付けながら揚げていくことで、お団子に空気が入り、ピンポン玉のように膨らんでいきます。
紙袋に何個か入れて提供してくれるので、みんなでシェアしながら食べ歩きするのにぴったりなんですよ♪
【「私奔彩虹地瓜球」がおすすめ】
わたしのお気に入りの地瓜球のお店は、シリーズ第2回でも紹介した台北・臨江街観光夜市にあります。
夜市の入り口から400メートルほど歩いて終端の方まで行き、「上海生煎包」という屋台を超えて右に曲がったら到着。
うさぎが描かれた看板が目印の「私奔彩虹地瓜球」という屋台です。
ここのお店のさつまいもボールは一般的な黄金色だけでなく、いろんな色が混ざっていてかわいいんですよ~♪
それぞれ味も異なり、原味(プレーン)、海苔(のり)、芝麻(ごま)、梅子(うめ)、紫地瓜(紫イモ)の5種類。
おおきな中華鍋でたくさんのさつまいもボールを揚げている様子を目にすると、なんだかワクワクしてきちゃいます。
【カラフルだけど素朴な甘さ】
サイズは大・中・小の3サイズ。今回は1番大きいサイズを注文してみました。価格は80元(日本円で約370円)。
紙袋の中には、色とりどりのさつまいもボールが20個以上入っています。
ノーマルのものをさっそくひとくち。
外側はサクッと軽い食感で中は空洞、部分的に皮の内側がもちもちになっているところもあり、もきゅっとした食感も飛び込んできます。
揚げたての香ばしさに加え、さつまいもの素朴な甘さがくちいっぱいに広がる瞬間がたまりません。 やさしい味わいで、なんだかホッとするおやつです。
そのほかのフレーバーはというと、海苔とごまはしっかりと風味を感じられたのですが……。
うめと紫イモはさつまいもの味が際立っていて、正直なところあまり違いがわからなかったかも。どれもおいしいんですけどね☆
いつか臨江街観光夜市を訪れることがあれば、ぜひカラフルなさつまいもボールを食べ歩きしてみてくださいね♪
■今回紹介した店舗の情報
店名:私奔彩虹地瓜球 通化店
住所:台北市大安區基隆路二段102號
営業時間:16:00~23:00
定休日:月曜日
※日本円への換算は、2022年10月現在のものです
参考:私奔彩虹地瓜球Facebook
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch