なにか新しいことを始めたくなる新年。
ひょっとしたら「今年こそ英語学習(語学学習)を成功させたい!」と意気込んでいる人もいるかもしれません。
ある調査によれば、語学学習に取り組む理由1位は「海外旅行を楽しみたいから」でした。
しかしそのいっぽうで、7割近くの人が3カ月以内に勉強を挫折してしまったみたいなんです。でも、そんな語学学習を継続するためのキーワードがありました!
【調査結果に世相が見える…!】
参考にするのは、無料語学アプリ「Duolingo」を提供する Duolingo, Inc.が語学学習に意欲的な20〜50代の男女578名を対象に行った「2023年の語学学習意欲調査」。
調査で判明した「今年2023年に語学学習に取り組みたい理由TOP3」は次のとおりです。
1位 海外旅行を楽しみたいから(38.1%)
2位 キャリアのため(36.3%)
3位 海外のコンテンツ(動画、映画、海外サイトなど)を原文のまま楽しみたいから(34.6%)
昨年1位だった「キャリアのため」を抜いて1位に輝いたのは「海外旅行を楽しみたいから」という意見。昨年よりも海外へのハードルが低くなったことも大きく影響していそうです。
なお、学びたい語学として最も人気があるのは「英語」(82.7%)。続く2位は「韓国語」(19%)で、20代の約4割が韓国語を学習したいと考えていることがわかりました。
【現実はうまくいかないようです】
ところが、語学学習は継続が難しいみたい。
昨年は8割近くが「最低でも週1回以上勉強をしたい」と思っていたにもかかわらず、実際には7割近くの人が3カ月以内に勉強を断念。さらには約3割の人が「語学学習を全くやらなかった」と回答しているんです。
今年も約半数の人が「まだ語学学習を始められていない」と回答しています。継続できないどころか、重い腰が上がらなくなっているわね……!
【少しでもいいから毎日続けてみよう】
語学学習を継続するためのキーワードは「習慣化」。
昨年、1年間語学学習を継続することのできた人のうち、4割以上が「毎日学習を行った」と回答。「週に1〜2回」や「月に2〜3回」ほどのペースで勉強していた人の成功率は低めでした。
また今年すでに語学学習を始めている人の半数近くが「習慣として学習時間を生活に組み込んでいる」と回答。週5日以上取り組んでいる人は6割近くにものぼります。
短い時間でもいいから毎日学習していれば、モチベーションを保ち続けることが可能になり、やがて習慣となります。学習時間を生活の一部に取り込むことが重要なのかも!
【若い世代は「動画」と「アプリ」で勉強】
ちなみに……語学学習に用いられるツールは世代ごとに異なるみたい。
世代問わず人気なのは「教本」ですが、20代の1位は「動画(YouTubeやNetflixなど)」。そして30代では、半数以上が「アプリ」を使用して語学学習を行ったことがあると回答しています。
語学学習を始めたいと考えている人は、今回ご紹介したアンケートを参考にしてみるといいかもしれません!
参照元:プレスリリース、Duolingo
執筆:田端あんじ (c)Pouch