「ドリアンピザ」や「野球場をイメージしたピザ」など、数々のユニークなピザを生み出してきた台湾の「ピザハット(必勝客)」。
今回、満を持して登場した新作は「さくら満開 納豆海鮮丼ピザ」です!
いやいや、ちょっと待って。ピザに納豆をのせるの!? っていうかピザなのに海鮮丼ってどういうこと!?
こう思っているのは私だけではなく、現地では「日本の国民食である納豆をピザにのせるなんて、日本人とイタリア人を同時に挑発するのか!」と話題になっているんですよ。
ということで、台湾に住む日本人である私が勇気を出して食べてみました……!
【発売前から様子がおかしかった】
発売日の少し前、ピザハットの店舗前に現れたいくつかの垂れ幕。私も出先で見つけたのですが、思わず2度見しちゃいました。
だって、
「日本最黏食物黏在嘴裡 牙醫幫幫我!(訳:日本でいちばんベトベトの食べ物が口の中に 歯医者さん助けて!)」
と書かれていたんです!
……いったい何を企んでいるの、台湾ピザハット!?
【ピザのうえに納豆と海鮮】
2023年3月28日に突然発売されたのは「櫻滿開 納豆海鮮丼比薩(インマンカイ ナードウハイシエンドンビサ)」というピザ。
そもそも台湾人にとって、「納豆」はネバネバで独特のにおいがする不思議な食べ物というイメージ。そのニオイだけで無理な人も多いんです。
そのためピザハット公式Facebookのコメントをチェックしてみると、こんなコメントで埋め尽くされていました。
「これ、わたしほんとに無理です」
「エイプリルフールでしょ?」
「台湾ピザハットは一体いくつの国を挑発したら手を引くんだ」
さんざんな言われようです(笑)。でもわずかでしたが、「ちょっと試してみたいかも」なんてコメントも。
私も試してみたい派。さっそくデリバリーすることにしました☆
ドキドキしながら箱を開けてみると……あれ?
\思ったより見た目が色鮮やかでおいしそう!/
納豆臭もそこまで強くありません。
ピザ自体は薄いクリスピータイプですが、ちょっと待って……。
ピザの上にお米のっとるやないか〜〜〜〜!
そこにモッツァレラチーズと刻みネギ、特製の照り焼きわさび醤油であえたタコ、イカ、カニカマなどの具材をのせ、最後にサクラの花びらをイメージしたピンク色のダイコンの漬物が散らされています。
さすが台湾ピザハット。「納豆海鮮丼」をしっかりピザの上で表現してます。
【あ、意外といけるかも?】
さっそくひと口いただいてみると、サクッとしたピザ生地とお米のつぶつぶ感を同時に感じる、なんとも不思議なピザ!
しっかりと主張してくる納豆ご飯の味わいにはチーズのまろやかさが加わりいい感じですし、そこへ飛び込んでくるイカやタコなどの魚介も納豆と相性がいいからか、違和感なし!
お口直しは桜をイメージしたピンクのダイコンの漬物。これ、ガリの役目を果たしてるな……?
全体的に和の味わいを感じるこのピザ、私は意外といけちゃうかも~♪
【納豆好きな方にはおすすめ】
「さくら満開 納豆海鮮丼ピザ」はワンサイズのみ。お値段は399元(日本円で約1736円)です。
日本では納豆をよく食べていた私としては、このピザは好きな味わいでした♡ でも、納豆苦手な人にとってはかなり狂気的なピザと思いました。
もしかしたら日本で販売したら定番になりうるピザかもしれません♪
※日本円への換算は、2023年3月現在のものです。
参考リンク:Pizza Hut 必勝客(台湾)
撮影・執筆:Yui Imai
Photo:(c)Pouch
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