プリオール「おしろい美肌ハンドクリーム」、アトリックス「ビューティーチャージ プレミアム」に続き、またまた美肌を演出してくれる系トーンアップハンドクリームを試してみました。
今回使ってみたのは、近江兄弟社 メンターム「モイストメイク ハンドクリーム」です。
美肌効果をうたっていること、UVカット効果があることは以前ご紹介したものと同じなのですが、こちらの商品にはネイルケア成分も配合されているらしい!
というわけで、使用感などを正直レビューいたします☆
※購入時期は2022年のため、パッケージが変わっている場合があります。
【なんといってもお安いです】
リップクリームや日焼け止めなどでお世話になっている「近江兄弟社 メンターム」が、トーンアップハンドクリームとして「モイストメイク ハンドクリーム 無香料」を販売していると知ったのは昨年のこと。
わたしが買ったときにはたしか無香料しかなかったのですが、現在はホワイトフローラルの香りのものも発売されているようです。
パッケージには「ハンドケアしながら美肌演出」と書かれており、配合されている成分のメーキャップ効果で手指の色ムラや小じわを飛ばし、トーンアップしたように見せてくれるそう。
UVカット効果はSPF20/PA++と、過去にご紹介したトーンアップ系ハンドクリームとかなり似た商品となっています。
公式サイトではオープン価格となっているのですが、参考までにAmazonでの販売価格は無香料・ホワイトフローラルともに税込み600円。うーん、お安い。日常的に使うものだけに、この価格はかなり魅力的です。
【軽い感触で使いやすい】
さて、手に実際に出してみると、やや固めのテクスチャに対して、チューブの口が細く、ちょっと出しづらいかも。少し力を入れると、ウニュウニュッと出てくる感じです。
クリームの色は、ややラベンダーがかっていますがほぼ白に近いカラー。塗りひろげるとほぼ透明になりました。
塗る前と塗ったあとを比べてみると……。
あからさまな「トーンアップ」は感じられず、パッと見る限りほぼ違いはないのですが、毛穴や肌のキメがふんわり飛んでなめらかな印象に。
正直なところ、アトリックスに比べると保湿感は弱いのですが、すぐにサラッとなじむので、外出用だけではなく仕事中にも使いやすいと感じました。
この製品にはネイルケア成分も含まれているとのことなので、爪先にまでしっかりなじませるなら、むしろこのくらい軽い感触のほうが使い勝手が良いかもしれません。
【成分と目的で選びたいハンドクリーム】
3つの手肌トーンアップ系ハンドクリーム製品を使い比べてみましたが、意外と個性があるな〜、と感じました。
SPF値は同じでもPAに違いがあったり、商品の価格も、メンタームとプリオールでは倍以上の違いがあったり。
クリームの色や質感も異なっていて、“アトリックス<プリオール<メンターム” とやや固くなっていく印象。こうしたテクスチャの好みや香りの強さ弱さ、無香料が良いかなども選ぶ基準になりそう。
いっぽうトーンアップについては、正直なところどの製品も手の甲のアラが飛んだ!というほど劇的な美肌効果はそこまで期待はできないかも。
顔用の化粧下地などに見られるトーンアップ効果と比べると、いずれもほとんど変化は感じられません。
とはいうものの、
・プリオールを首に塗ったときの補正されっぷりは素晴らしかった
・乾燥に悩んでいる人にはアトリックスのしっとり感とツヤ感はピッタリ
・メンタームのサラッとした使用感はハンドクリームのベタつきが苦手な人には好ましい
と、それぞれに長所があると思いました。
ちなみに個人的に使う機会が多いのは、ネイルケアもできるというメンターム。わたしは爪が弱く、割れやすいので、3つ並んでいるとなんとなく手に取ってしまいます。
ひとくちに「トーンアップ系ハンドクリーム」といっても、成分や目的によって、使いたい製品が変わってくるんだなと思いました。今回のレビューが参考になればうれしいです。
皆さまにピッタリのハンドクリームが見つかりますように!
参考リンク:近江兄弟社、Amazon、楽天
執筆・撮影:森本マリ
Photo:(c)Pouch