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ドイツ生まれの作品が面白すぎる!Netflixで鑑賞できるおすすめドラマ3選【カウチポテトのお供 特別編】

2023年9月29日

世界各国で製作された映像コンテンツを楽しめるNetflix。私がここ数年にかけてハマっているのはドイツのドラマです。

とりわけミステリー・サスペンス作品の面白さは天下一品。暗くて、重くて、難解で、どんどん深みにハマってゆくストーリー構成がクセになる……!

今回は特別編として「Netflixで鑑賞できるおすすめドイツドラマ3選」をお届けします。1度観始めたら最後、その “沼” から抜け出せなくなること確実ですよ……。

【ドイツのドラマの特徴は?】

私が思う、ドイツのドラマの大きな特徴は次の5つ。

①赤裸々すぎるほどリアルな描写
②歴史や現代社会が直面する問題に鋭く切り込んでいる
③ユーモアを忘れない
④異文化を描いている
⑤画面が暗い作品が多い

「画面が暗い」は、私的ドイツドラマあるある。どこの国の作品かわからなくても、画面が暗い場合は大抵ドイツの作品だったりするんですよね。

今回ピックアップした3作品も、終始画面が暗め(笑)。そして考察が捗る物語でもあります。

【Netflixで鑑賞できるおすすめドイツドラマ3選】

■その1:『ダーク』

2019年、悲劇的かつ不可解な歴史を持つドイツの小さな町・ヴァイデンで、少年の失踪事件が起こります。

事故なのか、それとも事件なのかーーー。

真相がわからないまま、またしても別の子どもが姿を消しました。問題なのは、場所でも犯人でも手段でもなく、事件が “いつ” 起きたのかということ。これを機に、4つの家族が築いてきた、3世代に渡る衝撃的な秘密が紐解かれてゆくのです。

・ココが見どころ
ドイツのドラマの中でもイチ押しなのがこの作品!

ものすごく簡潔に説明すると、 “タイムリープもの” であり “ダークな世界観のストレンジャー・シングス” なのですが、そんな簡単な話ではございません

複雑なストーリー構成かつ、登場人物がめちゃくちゃ多いため(しかもモブがいない)、少々難解であることは否めませんが、とにもかくにも面白い。海外ドラマ好きのあいだでは言わずと知れた名作です。

時間が複雑に交錯して、人と人とがつながったりすれちがったりしながら、始まりも終わりもないループから抜け出せなくなってゆく。善も悪もないし、時代どころか “世界” も変わってゆく。

そうして複雑に絡まった糸が徐々にほどけて、最後のピースがバチっとハマった瞬間にカタルシスを感じることでしょう。だまされたと思って、とりあえずシーズン1だけでも観てほしいです!

シーズン1〜シーズン3まで独占配信中 / シーズン3 2020年6月27日配信
参考リンク:Netflix
Photo:Stefan Erhard/Netflix、Julia Terjung/Netflix

■その2:『1899』

新天地ニューヨークを目指して海を渡る移民を乗せた蒸気船・ケルベロス号。富める者と貧しい者、世界各国のさまざまな人種で溢れかえっています。

ある日のこと、4カ月前に忽然と姿を消した大型船が目の前に現れたことで思いもよらない展開に。人々は不可解な事件に遭遇し悪夢を見る羽目になるのです……。

いったい何が起きているのか。そもそもこれは “現実” なの?

・ココが見どころ!
先ほどご紹介した『ダーク』を手がけた監督&脚本家コンビによる新作。というわけで、こちらの作品もパズルのように難解です(笑)。

物語の全貌が全くわからないまま、不可解なことが次々起こるため、どのシーンも「なに? どういうこと?」の連続。多くの人は、移民船の乗客になった気分でハプニングを体験することでしょう。

また観進めるごと、考察が止まらなくなるはず。謎が多い世界観、複雑な人間関係を読み解いているうちに、あっという間に完走してしまうはず!

本当ならば、シーズン3まで制作される予定でしたが、シーズン1で打ち切りになってしまったことが、ただただ残念。Netflixには制作の裏側を捕らえたドキュメンタリーもあり、こちらも非常に見応えがありますよ。

シーズン1 / シーズン配信 2022年11月17日配信
参考リンク:Netflix
Photo:Netflix

■その3:『汚れなき子』

厳重に施錠された家で、2人の子どもたちと一緒に暮らす女。外界から隔絶された3人は、決められた時間に食事をとり、トイレに行き、就寝します。

この部屋には、定期的に男が訪れており、彼がやってくると3人は1列に並んで手のひらを見せなければなりません。

しばらくのあいだ、言いなりになっていた女でしたが、ある日脱走に成功。しかしその直後、生死をさまようほどの交通事故に遭い、共に逃げてきた娘と病院へ向かうことになるのですが……?

・ココが見どころ
ロミー・ハウスマンの同名小説を原作とした全6パート構成のミニシリーズ。タイトな作品ですが、ストーリーに厚みと密度があるため、気がつけば引き込まれてしまいます。

序盤のストーリーを観たあと、おそらく多くの人が「男に監禁されている女とその子どもが逃げるお話」だと思うことでしょう。

しかしこれ自体がミスリード! なぜなら、娘が「ママ」と呼ぶ女はママではないからです。

そしてストーリーが進行するごと、「女=かつて行方不明になった女性なのではないか」という疑惑が持ち上がるのですが、これもミスリードなんですよ。女の正体は誰なんだ……と考察し始めた瞬間から、最後まで目が離せなくなりますよ。

リミテッドシリーズ配信 2023年9月7日
参考リンク:Netflix
Photo:Courtesy © 2023 Netflix, Inc.

芸術の秋、おうちでドイツドラマの魅力にハマってみませんか♪

執筆:田端あんじ (c)Pouch

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