2024年1月1日に発生した能登半島地震。地震発生時から約2週間に渡って活躍したのが「LINE安否確認」でした。
日本に暮らす私たちにとって、地震や自然災害は「対岸の火事」ではありません。
いざというときのため、「LINE安否確認」と緊急時に役立つ「LINE」アプリ機能を覚えておきましょう!
【「LINE安否確認」とは】
震度6以上の地震など大規模な災害が起こったとき、LINEホームタブに赤枠で表示される「LINE安否確認」。タップするだけで自分の安否を知らせたり、LINEの友だちの安否を確認することができる機能です。
■「LINE安否確認」の使い方
①「LINE安否確認」に表示された「安否を報告」をタップ
②「無事」または「被害あり」から安否状況を選択
③より詳細な状況を伝えたい場合は、文章を入力または候補の文章をタップ
また、自分の名前と共に表示される短いメッセージ「ステータスメッセージ」も活用しておきたいところ!
■「ステータスメッセージ」の使い方
①自分のプロフィール画面から「ステータスメッセージ」をタップ
②文章を編集して保存ボタンを押す
「私は無事です」「○○に避難中」などと入力しておけば、LINEで友だちになっている人全員に見てもらえます。
【緊急時に役立つ「LINE」アプリ機能】
LINEでは、さまざまな緊急時に役立つ機能を提供しています。
1.電話回線がダウン→LINE通話
通話ボタンをタップするだけ。音声・ビデオ通話を選んで発信できます。
2.避難場所など大切な情報を共有したい→ノート機能
トーク画面の右上部ある「3本ライン 」をタップしてノートを選択。「+」ボタンで新規作成ができます。
3.自分の居場所を知らせたい→位置情報
トーク画面のキーボードから「+」ボタンをタップして位置情報を選択。自分がいる場所や落ち合いたい場所を地図上で選び送信しましょう。
4.返事をせずに簡単に既読を伝えたい→リアクション機能
電池を長持ちさせたいときに使える小ワザ。アクションをつけたいメッセージを長押し、つけたいリアクションをタップで選びます。
5.地域の災害情報を選んで受け取りたい→LINEスマート通知
「LINEスマート通知」を検索し、LINE公式アカウントを友だち追加。トーク下の「スマート通知設定」から受信したい情報を選択。避難情報など9つの災害情報と、最大3つの地域を設定できます。
そのほかには、重要なメッセージを目立たせる「アナウンス機能」や、情報共有のため匿名でグループトークに参加できる「オープンチャット」なども! 詳しくは参照サイトからご確認ください。
【「東日本大震災」でLINEが生まれた】
東日本大震災の経験を元に、「電話回線がダウンしても大切な人と連絡を取ることができる手段が必要だ」という想いのもと、2011年6月に誕生したLINEアプリ。
能登半島地震発生時から1月16日までの期間には、全国1200万人以上のユーザーが「LINE安否確認」を利用しました。
「LINE安否確認」はLINEのバージョンiOS/Android 12.2.0以降で利用できます。出現の条件は状況を見て変更する可能性があるのでご注意ください。
参照元:LINEみんなの使い方ガイド(1)(2)、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch