春の気配と共に訪れる、花粉の季節。日本気象協会の発表によると、今年2024年は暖冬に加え、季節外れの暖かさが影響しているせいか、これまでよりも早く花粉が飛散しているようです。
ある調査によると、花粉症の人が、昨年花粉症対策にかけた金額1位は「5000円未満」でした。
どうやら多くの人が、あまりお金をかけずに独自の対策を行っていたようですが、みなさんの今年の対策は……?
【「マスクで症状が軽減している」と感じる人も】
例年より花粉の飛散量が多かったとされる、昨年2023年。
オレンジページが国内在住の成人女性971名を対象に行った調査「ほぼ1000人にききました」によると、昨年に花粉症の症状があった人は約半数。
花粉症の症状があった人に、どれくらい辛かったか聞いてみたところ、「例年と同程度」が最多(62.9%)だったいっぽう、約1/4にあたる24.3%が「例年より症状が軽い」と回答していました。
症状が軽いと感じていた人からは「マスクをしていたせいかも」という声が多く寄せられたのだそう。コロナ禍のマスク生活が、花粉症対策にも功を奏していたのかも!?
【花粉症にかける金額は?】
また、今回の調査では、花粉症対策にかけるお金事情も明らかに。
花粉症の症状がある人のうち、症状をやわらげる対策をしている人は75.3%。また、昨年の花粉症対策のために使った金額を聞いたところ、
1位「3000〜5000円未満」(25.1%)
2位「1000〜3000円未満」(24.0%)
3位「1000円未満」(11.7%)
といった具合に、5000円未満の人が約6割もいたことが判明したのです。
ちなみに、花粉症を抑えるために「病院で治療を受けている」と回答した人は約3割でした。調査結果をみるに、多くの人が、お金をかけずに自力で症状を緩和しようとしていることがわかります。
【みんながやってる花粉対策は?】
今回の調査において、花粉症の具体的な対策法として多く挙げられていたのは、「帰宅時のうがい・洗顔」(48.2%)、「ふとんを外に干さない」(45.4%)、「洗濯物の室内干し」(41.8%)でした。
そのほか、みんなが最近知った情報で実践している・実践してみたいと思う対策はこちらです。
「まつげや目の際まで洗うと花粉がきれいに落ちると知り、アイシャンプーを使うように」(30代 せきあき)
「鼻マスク。マスクの下で目立たず、効果があると教えてもらい気になっています」(40代 りおっぴ)
「れんこんがいいとテレビで見たので、花粉症の時期はよく食べています」(20代 あひるさん)
「花粉症に効くといわれる『じゃばら茶』を試してみたい」(50代 モンブラン)
市販の花粉対策グッズから食べ物まで、いろいろな対策法があるのですね……! 花粉症に悩んでいる人は参考にしてみるといいかもしれません。
参照元:日本気象協会、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ